この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「厳正なる選考の結果」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「厳正なる選考の結果」とは?
「厳正なる選考の結果」における「厳正」とは、「規準を厳格に守って公正に行うこと」を意味する言葉です。
この「厳正」に「なる」を添えた「厳正なる」で、「厳正な状態であること」を意味する形容詞的な表現となります。
「厳正なる」は文語調の表現で、「厳正な」と意味は同じです。
また、「選考」とは「よく考えて選ぶこと」を意味し、「結果」は言いうまでもなく「結末や、帰結」を意味します。
したがって、「厳正なる選考の結果」とは、「規準を厳格に守って公正に、よく考えて選んだ結末」と言った意味になります。
「厳正なる選考の結果」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「厳正なる選考の結果」のフレーズは、ビジネスシーンでは会社の面接の結果を伝える際に、よく使われます。
面接の結果、採用される場合にも、不採用になった場合にも、採否を表す言葉の前にこのフレーズを添えられます。
採用の場合には、良い結果なので伝えやすいですが、不採用の場合は伝えにくいもので、「厳正なる選考の結果、不採用とさせていただきます」とダイレクトに伝える言葉が続けられることもありますが、多くの場合は「厳正なる選考の結果」の後には、「今回は採用を見送らせていただきます」や「ご希望に添いかねる結果となりました」と、相手の方のショックが少しでも和らぐよう配慮した表現が使われます。
また、この「厳正なる選考の結果」のフレーズは、各種のコンペやコンテストの結果を伝える際にも、しばしば使われます。
さらに、「選考」ではなく、ランダムな「抽選」で当選者を決めるような場合には、似た表現の「厳正なる抽選の結果」とのフレーズが使われます。
「厳正なる選考の結果」を使った例文
・『厳正なる選考の結果、今回はご希望に添いかねる結果となりました』
・『厳正なる選考の結果、あなたの作品は佳作に選定されましたのでお知らせいたします』
・『厳正なる選考の結果、御社のご提案の採用を見送らせていただきます』
「厳正なる選考の結果」の類語や言い換え
「厳正」の類語としては「厳格」や「公平」が挙げられます。
また、「選考」の類語としては「選抜」や「選定」が挙げられます。
したがって、「厳正なる選考の結果」はこれらの類語を組み合わせて「厳格なる選抜の結果」や「公平なる選定の結果」と言い換えることが出来ます。
まとめ
「厳正なる選考の結果」のフレーズは、「規準を厳格に守って公正に、よく考えて選んだ結末」と言った意味です。
