「ご承認いただき」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「ご承認いただき」とは?
このフレーズの「承認」は、権限を持っている者が申し出のあった事柄に対して認めることをいいます。
さらに「認める」という意味には「正当と認める「事実と認める」「肯定の意を示す」「聞き入れる」といった意味合いを含みます。
このフレーズは、上下関係のある組織内においてはよく使用される言い回わしで、主に聞き入れてもらったことに対してお礼を述べる際などに使用します。
「承」の字は上位の者から物事を授かる、「認」は字のごとく認めることを表わしています。
また、「(〜して)もらう」という意の補助動詞「いただく(いただき)」は謙譲語の一つです。
よって、このフレーズは「(自分の申し入れを)認めて聞き入れてもらい」という意味になります。
「ご承認いただき」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは、「ご承認いただきたく存じます」といったように目上の人に依頼する場合や、「ご承認をいただき、ありがとうございます」といったように依頼した事柄を認めてくれたことに対する御礼を述べる時に使用します。
このフレーズを使用するに当たっての注意点ですが、これは「お(ご)〜いただく」という定型フレーズを使った言い回しのため、二重敬語ではないことを理解しておいてください。
「ご承認いただき」を使った例文
・『販売促進費予算をご承認いただき、ありがとうございます』
・『お見積もりにご承認いただき、ありがとうございます。さっそく作業を進めます』
・『急な来週いっぱいの休暇取得をご承認いただき、ありがとうございます』
「ご承認いただき」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替え表現の一例を紹介します。
例として、このフレーズの「承認」の部分を「了承」「同意」「承知」「承諾」などに入れ替えられます。
まとめ
このフレーズは、主に承認してもらったことに対するお礼の言葉として使うケースが多いため、ビジネスでは使用頻度が高いと思われます。
是非マスターしておきましょう。