この記事では「ありがたく使用させていただきます」について解説をします。
「ありがたく使用させていただきます」とは?意味
感謝してものを使います、という意味です。
使わせてもらうことに感謝を示しています。
「ありがたく」は、人の好意などに対して、まれにしかないことと感謝をするさまを表します。
「使用」は、人や物を用いることです。
「させていただき」は「させていただく」のことで、相手に許しを求める意を込めて、相手に敬意を示す表現です。
「ます」は敬意を表します。
「ありがたく使用させていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを使ってよいと許可をもらったときに用います。
たとえば、AさんがBさんからペンをもらったとします。
使って欲しいと思ってBさんはAさんに贈りました。
Aさんはせっかくもらったものなので、大切に使いたいと思っています。
また、Bさんが贈り物をしてくれたことに感謝をしています。
このような「大切に使いたい」「ありがたい」という気持ちを込めて、この言葉を用います。
日常的に気軽に誰でも使えるものを使うときには、この言葉は用いません。
たとえば、会社が保有しているコピー機を使うときです。
Cさんがコピー機を使おうと思っていたら、Dさんが先に使っていました。
CさんはDさんが使い終わるのを待っています。
Dさんが使い終わったとき、Cさんに「どうぞ」と声をかけてくれました。
そういったときに、CさんからDさんに対してこの言葉を使うことはありません。
これは、誰もが日常的に使える物だからです。
「ありがたい」と思うようなものを使うときに用います。
「ありがたく使用させていただきます」を使った例文
・『とてもうれしいです。ありがたく使用させていただきます』
「ありがたく使用させていただきます」の返答や返信例
何かを与えたり、何かを使うことに許可を与えたりしたことで、相手は喜んでいるはずです。
喜んでもらえたようなら、よかったという気持ちを持つでしょう。
その気持ちを伝えてみてください。
何かを与えた場合、そのものがどんなに素晴らしいか自慢したいかもしれませんが、日本人はそういったことはあまりしません。
贈り物をするときに「つまらないものですが」と伝えることに、それが現れています。
使ってもらえれば、それが素晴らしいものであるとわかってくれるでしょう。
まとめ
この言葉は、何かを使うことに感謝を示しています。
ものをもらったときや、使用の許可をもらったときに用いるものです。
めったにないこととして感謝するときに用いるもので、日常的に気軽に使えるものにはこの言葉は使いません。