この記事では「ご使用ください」について解説をします。
「ご使用ください」とは?意味
使ってください、という意味です。
「ご使用」は「使用」に「ご」をつけて、その行為をする人に敬意を示す形にしたものです。
「ご」を他人の行為を表す語につけると、その行為をする人に敬意を示す形になります。
「使用」は、ある目的のために物などを用いることです。
「ください」は相手に何かをするように求めたり、お願いをしたりする意を表します。
「ご使用ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手に何かを使ってもらいたいとき用います。
たとえば、ある企業は無添加の歯みがき粉を販売しているとします。
防腐剤などを配合していないので、傷みやすい性質があります。
そのため、開封後はできるだけ早めに使い切ってもらいたいです。
そのことを伝える際に「お早めにご使用ください」のような使い方をします。
何かを使用しなければならない場面でも使うことができます。
たとえば、ある場面ではヘルメットを着用しなければならないとします。
このときに「ヘルメットをご使用ください」とお願いをします。
ヘルメットの場合であれば「ご着用ください」という言い方もできます。
「ください」は命令のように聞こえて、相手を不快にさせることのある言葉です。
そのため、何かをお願いするときに「〜くださると幸いです」「〜いただけますか」などの言い方が使われる場合があります。
しかし、何かをしなければならない場面であるなら「ください」を用いるのが適切です。
「幸いです」を使ったり、問いかけの形にすると、何かをするように求めている意が強く伝わりません。
「ください」と表現をした方が、「それをするように」と強く求める言い方になります。
「ご使用ください」を使った例文
・『そのままご使用ください』
「ご使用ください」の返答や返信例
使ってくださいと求められているので、求められている事柄を行いましょう。
たとえば、早めに使い切らなければならない製品なら、開封後は早く使い切るように気をつけます。
日数が経つほどに傷んでしまう可能性があります。
保存状態が悪かったために傷んだものを使って体調不良などを起こした場合は自己責任です。
ある物を使わなければならない場面ならば、その物を使ってください。
使わないと危険が及ぶなど何らかの理由でこのように伝えています。
まとめ
この言葉は、何かを使うように求めるものです。
それを使用しないと危険がある、そうしないと不都合が生じるといった場面で用います。
そうしないと問題が発生するようなら、このような言葉ではっきりと伝えましょう。