ここでは「価格を下げていただけないかと考えております」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「価格を下げていただけないかと考えております」とは?
「価格を下げていただけないかと考えております」は、何かの価格を提示された際に、それより安くしてもらえないかとお願いするために用いる表現になります。
例えば、家電量販店でテレビを購入しようと考えている時に、その場で付いているそれより少し下げてもらえないかと「少々価格を下げていただけないかと考えております」などと使うことができますが、口語で用いるには丁寧な形のため、そちらの時には「価格を下げていただけないでしょうか」のように言い替えた方が自然です。
この表現のままでは、そのようなシチュエーションで用いるには向いておらず、ビジネスシーンで取引先に値引きをお願いする際に使われることが多いです。
「価格を下げていただけないかと考えております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「価格を下げていただけないかと考えております」は、要は値引きをして欲しいというお願いです。
そのため、このように使った後は相手がそれを聞いてくれるかどうかになりますが、単にこう使った時にはどれくらいのそれを求めているか分からないため、多少の値引きができるという場合でも、その相手として出方が難しいというものです。
そのため、具体的にどれくらい値引いて欲しいのかと一緒に添えて使う方がまとまりやすいと言えるでしょう。
よって、ビジネスシーンでは「ご提示の単価200円のところ、こちらを180円にまで価格を下げていただけないかと考えております」のような使い方がよく見られ、これに対して、そこまでは下げられないが190円ではどうかなどという返答が来れば、そこから更に話し合いになるといった流れになります。
「価格を下げていただけないかと考えております」を使った例文
・『少しだけ価格を下げていただけないかと考えております。具体的に、1ケースあたり200円の値引きを希望します』
・『あと5万円ほど価格を下げていただけないかと考えております。そちらで構わないようでしたら、契約したいと考えております』
「価格を下げていただけないかと考えております」の類語や言い替え
・『価格の交渉は可能でしょうか』
こちらの表現は、価格交渉をしたいと伝えるために使います。
この交渉とは、値引き交渉のことに他ならず、実質的に値引きをして欲しいと言っているのと同じため、まずこのように値引きができるかと訊ねて、この後にどれくらいという話になる場合と、直接それを添えて「2万円ほど値引きを希望しますが、そのような価格の交渉は可能でしょうか」のように使っても構いません。
まとめ
「価格を下げていただけないかと考えております」は、今より価格を安くして欲しいというお願いになる表現です。
どれくらいのそれを求めているのかを添えて使うと相手側としても考えやすくなるため、そういった用い方が多く見られます。