こも記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「公私にわたる」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「公私にわたる」とは?
「公私にわたる」とのフレーズは、「オフィシャルとプライベートのいずれでも」といった意味の表現です。
「公」は「おおやけ」を意味し、「私」は「わたくし」を意味します。
すなわち、「公私」は「おおやけとわたくし」で、「公的なこと私的なこと」の意味で、ここからビジネスマンにとっては、「公」は「オフィシャル」で「仕事に関わるようなことがら」を指し、「私」は「プライベート」で「仕事外の私生活」を指します。
また、「わたる」は「二つにまたがりや、両方いずれにも」といった意味の言葉です。
したがって、「公私にわたる」は「オフィシャルとプライベートの両方いずれでも」といった意味になるのです。
「公私にわたる」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「公私にわたる」は、「わたる」を連用形の「わたり」にして、「公私にわたり」として、よく使われます。
連用形なので、このフレーズの後ろには「公私いずれにも」何なのかの文言が続けられます。
最も一般的な使い方としては、「お世話になっている」や「親しくさせていただいている」等の言葉が続けられます。
また、ビジネスシーンでは「公私」の言葉を使った言葉としては「公私混同」の四字熟語がよく使われます。
この「公私混同」は、「公事と私事を区別せず、一緒にしてしまうこと」を意味する四字熟語です。
ビジネスにおいては会社の電話やコピー機などを私用で使うことや、プライベートでの付き合いにより上司が特定の社部下を贔屓にしたり、ひどい場合は職場の懇親会用に積み立てているお金を、一時的に私用に使うこと等が挙げられます。
この四字熟語の意味も、合わせて覚えておきたいものです。
「公私にわたる」を使った例文
・『課長には公私にわたり大変お世話になっております』
・『Aさんは、公私にわたり関係の深い方です』
・『先輩とは、公私にわたり親しくお付き合いさせてもらっています』
「公私にわたる」の類語や言い換え
「わたる」の類語としては「とも」や「ともども」た「どちらも」や「両面」等が挙げられます。
したがって、「公私にわたる」は「公私とも」や「公私ともども」や「公私どちらも」や「公私両面」等と言い換えることが出来ます。
また、「公私」は「仕事とプライベート」や「オフィシャルとプライベート」と言い換えることが出来るので、「公私にわたる」は「仕事とプライベートにわたる」や「オフィシャルとプライベートにわたる」と言い換えることが出来ます。
まとめ
「公私にわたる」は「オフィシャルとプライベートの両方いずれでも」といった意味のフレーズです。