ここでは「皆様のお越しを」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「皆様のお越しを」とは?
「皆様のお越しを」は、このように使う側が何かしらの催し物を開催する、または自分たちではないものの、そういったものの開催に協力する立場にあるといった場合に用います。
その催し物に来て欲しいという意味になるので、「皆様のお越しをお待ちしております」のように使ってその相手に宣伝を行うための表現ですが、「皆様」としていることから、個人的なメールではあまり用いられることはなく、Webサイト上での宣伝や動画での告知、テレビのCMなどでよく見聞きします。
これに続く文言は、上の例のように「お待ちしております」や「お待ちしています」とするのが一般的で、丁寧にしたい場合には「心より皆様のお越しを」と使うこともできます。
「皆様のお越しを」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「皆様のお越しを」は、先のように個人的にその内容を伝えるには向いていない表現です。
そういった時には「是非お越しを」などと言い替えるとよく、この表現は多人数を対象にして用いるものです。
そのため、メールで使う時にはその相手個人ではなく、その会社や団体自体が対象になると考えてよく、その組織の中の「皆様」に使っているという形をとると考えていいでしょう。
そのような用い方で、相手の会社などの窓口になる担当者に使う場合も珍しくありませんが、基本的には告知として前述のように、多人数が閲覧できる場所に掲示する、多くの人に見てもらえるように放送をするといった使い方をするもので、誰がそれを閲覧、視聴したとしても表現的に問題になることはない丁寧な形になっています。
「皆様のお越しを」を使った例文
・『○月△日から物産展を開催しますので、皆様のお越しを心よりお待ちしております』
・『次回の開催時にも今回と同様に、皆様のお越しをお待ちしています』
「皆様のお越しを」の類語や言い替え
・『皆様がいらっしゃるのを』
「皆様のお越しを心よりお待ちしております」という使い方は、この表現を用いて「皆様がいらっしゃるのを〜」としてもほとんど同じです。
よって、言い替え表現として使うことができます。
こちらの方が柔らかい当たりになるため、催し物などの内容によってはこのように使う方が向いている場合があります。
まとめ
「皆様のお越しを」は、多人数を相手に催し物などの宣伝をする時に用いる表現です。
その主催、もしくは協力する立場から、それに来て欲しいといった使い方になり、Webサイト上や動画による配信などでよく用いられています。