ここでは「納期どおりお送りいただきますようお願い致します」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「納期どおりお送りいただきますようお願い致します」とは?
「納期どおりお送りいただきますようお願い致します」は、該当の仕事の成果物を決められた日までに送ってくださいとお願いしている表現です。
「納期」がその日にあたり、この表現を用いていることから、ビジネスで用いられています。
それ以外のシーンで同様に何かを決められた日までにと伝えたい時には「期限」とするべきで、この表現は使わないものです。
ビジネスにおいて、この納期は仕事を依頼する時点で既に伝えているものなので、わざわざこのようにそれを守って欲しいと使うということは、その相手から納期を延ばして欲しいなどと言われたからに他なりません。
つまり、それに対してそうはできない、当初の通りでお願いしますと伝えるために使われます。
「納期どおりお送りいただきますようお願い致します」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「納期どおりお送りいただきますようお願い致します」は、納期を守って欲しいという意味になります。
既に伝えているそれを守って欲しいと改めて伝えることになるため、先のように、相手からその日に間に合いそうにないなどと言われた時が主となります。
基本的にはそういった場合でもないと、このように使うことはないものですが、以前に納期を守らなかった相手に対し、今回はそのようなことがないようにと先に釘を刺しておくといった使い方をすることもあります。
「お送り」としていることから、送付という形での納品を求めており、それができる仕事内容の場合に使われることになります。
口語、文章のどちらでも使われる表現ですが、後者の場合は「納期通り」と漢字にした方が締まって見えるため、そちらで用いることが多いです。
「納期どおりお送りいただきますようお願い致します」を使った例文
・『締め切りは延ばせませんので、納期どおりお送りいただきますようお願い致します』
・『前回のようなことがないように、今回は納期どおりお送りいただきますようお願い致します』
「納期どおりお送りいただきますようお願い致します」の類語や言い替え
・『納期どおりにご納品いただきますようお願い致します』
「お送り」ではなく、この「ご納品」とすると、送付以外の方法での納品になる場合にも使うことができます。
もちろん送付でのそれも含んでいるため、「納期どおりお送り〜」を包括している表現になります。
まとめ
「納期どおりお送りいただきますようお願い致します」は、その日までと決まっている期日までに送付で納品して欲しいと伝えるために用います。
その相手からそれを延ばして欲しいなどと言われた場合、またはこちらからそれを守るようにと釘を刺すような時に使う表現になります。