ここでは「見積書を受領いたしました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「見積書を受領いたしました」とは?
「見積書を受領いたしました」は、何かの見積書を受け取ったという意味で使われます。
「見積書」とその対象を指定してしまっているので、それ以外のものを受け取った場合に使うことはできないため、用途の非常に狭い表現で、丁寧にそうだと伝えています。
その見積書と言えば、主にビジネスシーンで該当の製品の購入や一連の工事、設置作業などに掛かる費用を項目別に詳しく記載し、必要になる工賃や交通費などまで詳細に記して先方に提出するものです。
それにある合計金額で構わないと了承することで、その製品を購入できたり、工事や設置作業を行ってもらえるという流れになりますが、この表現ではまだそれを受け取った段階なため、これからその内容が妥当かどうか考えるといったことになるでしょう。
「見積書を受領いたしました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「見積書を受領いたしました」は、口語でも用いられますが、文章で使われることが多く、先のような単一の意味にしかならない表現のため、理解も使い方もとても簡単です。
強いて言えば、語尾に「が」とつけた時の用い方が少し変わるという程度で、その場合には「見積書を受領いたしましたが、依頼しました製品が1つ抜けています」などと、それをもらったはいいが内容に問題があったといった時や、「〜を受領いたしましたが、価格交渉の余地はありますか」のように、その金額では高いのでもう少し何とかならないかと使うことがあります。
いずれにせよ、該当の見積書が絡んだ話になるため、どういったそれを受け取り、その内容のまま了承する、または内容について何かがあるという使い方になります。
「見積書を受領いたしました」を使った例文
・『○○社よりメールで送られてきた見積書を受領いたしました』
・『先ほど○○を2ケース発注した際の見積書を受領いたしました』
「見積書を受領いたしました」の類語や言い替え
・『見積書を受け取りました』
「見積書を受領いたしました」を崩した形がこちらになります。
意味は全く一緒ですが、「受領」は受け取ったという意味の堅い言葉なので、口語の場合にはこちらを用いる方が自然です。
この表現でも上司や目上の人に対して使って失礼になることはありません。
まとめ
「見積書を受領いたしました」は、丁寧に何かを受け取ったと伝えるための表現です。
少々堅い表現になるため、文章で使うのに向いており、口語の場合には類語として挙げた「見積書を受け取りました」と使う方がいいでしょう。