ここでは「説明申し上げたく存じます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「説明申し上げたく存じます」とは?
「説明申し上げたく存じます」は、これから何かの説明を行うと伝えている表現になります。
何かの説明会や会議などで質問があった際に、「そちらについて説明申し上げたく存じます」などと、その質問に対する回答をこれから行いますといった使い方があります。
ですが、口語にはあまり合わない表現のため、そのような時には「説明申し上げます」とした少し砕いた形の方がいいでしょう。
よって、そちらよりも聞かれたことに対して文章で回答をの述べる時によく使われており、「先日いただきましたご質問につきまして、説明申し上げたく存じます」のように用いて、この後にその内容を続けるといった使い方がよく見られます。
「説明申し上げたく存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「説明申し上げたく存じます」は、この前に「ご」とつけると丁寧になるため、そのような使い方もよく見掛けます。
先のように、何かの質問への回答の前に使うものになりますが、自分から何かの説明をしている時に、「ここで先ほどの○○について、詳しくこ説明申し上げたく存じます」のような使い方をして、その○○を掘り下げて説明を行うといったこともできる表現です。
意味としては、それについてすすんで説明をしたいとなりますが、実際には「説明いたします」と伝えているのとあまり変わらず、それを丁寧ににしている表現だと考えていいでしょう。
尚、文章で用いる際にも相手によっては丁寧になり過ぎてしまうため、そちらでも「ご説明申し上げます」というくらいまで崩して使われることが多いです。
「説明申し上げたく存じます」を使った例文
・『メールでご質問いただきました点ですが、そちらについて説明申し上げたく存じます』
・『先ほど少し触れました○○について、ここで改めて詳しくご説明申し上げたく存じます』
「説明申し上げたく存じます」の類語や言い替え
・『ご説明いたしたく存じます』
こちらも何かについて説明すると言っている表現です。
この後にそれを続けるという使い方も同じですが、文章向けになるため、口語で使われることはなく、「説明申し上げたく存じます」と同様に、とても丁寧にこれからそうしますと伝えています。
まとめ
「説明申し上げたく存じます」は、何かの説明をこの後に行うと言っている表現です。
質問された内容に対しての回答時に使うことが多いですが、少しだけ触れた何かについての追加の説明を行うような場合にも用いられています。