ここでは「不明点があるため」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「不明点があるため」とは?
「不明点があるため」は、分からない点があるので、と言っています。
そのために何かができない、少し待って欲しいといったように続けて用いる表現で、「不明点があるため、現時点では正確なお答えはできかねます」や、「〜があるため、少しお時間をいただきたく思います」などと使われます。
このように使う側が問われたことに対して分からない点があると用いるため、使われた方としては、この表現だけではそれがどのような点なのかをうかがい知ることはできず、それについて聞き返すような場合もあります。
その時には、「どのような点が不明なのでしょうか」のように、それを行っても問題がないと思われる相手である場合、またはそれについて協力ができるかも知れないといった理由からその手の流れになります。
「不明点があるため」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「不明点があるため」と使われた時に、先のように、その点について協力できるというシチュエーションのついてです。
例えば、先月の売り上げ一覧が欲しいと頼んだ時に、「不明点があるため、少しお待ち下さい」と使われたとします。
それについて、「もし○○社の数字が分からないのであれば、こちらのその情報があるので〜」といったようなことを伝えるという具合で、恐らくこの点だろうと検討がつくような時には、この手のやりとりになることがあります。
口語、文章は問わない表現ですが、ビジネスで他社が相手になる場合には、「不明な点がございますので」のような少し丁寧にした形にして用いるといいでしょう。
「不明点があるため」を使った例文
・『申し訳ありませんが、少々不明点があるため、ご回答は後日とさせていただいてよろしいでしょうか』
・『現時点ではいくつか不明点があるため、正確な情報として提示することができません』
「不明点があるため」の類語や言い替え
・『疑問点があるため』
この「疑問点」とすると、対象が分からない点ではなく、疑問に思う点になります。
よって、おかしいと思っている点があるため、その内容を詳しく提示することができないなどという場合に向いており、対象になる点に応じて「不明点があるため」と使い分けるといいでしょう。
まとめ
「不明点があるため」は、分からない点があるので、という使い方になります。
使う側にとってそういった点があると伝えており、そのためにこうなってしまうという続けて文章を作って用いる表現で、口語でも問題なく使うことができます。