ここでは「後ほど改めて考えさせていただきます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「後ほど改めて考えさせていただきます」とは?
「後ほど改めて考えさせていただきます」は、その場で考えることはせず、後でそうさせてもらうという意味になります。
口語、文章のどちらでも使われており、相手から決断を求められた場で、そこではそれを出すことをせず、「後ほど改めて考えさせていただきます」と直接使うといったことも多いです。
今すぐには決められないので、少し時間を掛けて考えさせてもらうといった意味で使うと考えていいため、普通に解釈すると、それが出た段階でその結果を伝えることになりますが、それを伴わない用い方も多く見られます。
つまり、決断を求められたタイミングですぐに断ってしまっては失礼になると考えて、この表現を使ってその場はお茶を濁し、その後にも特に回答は行わないといったことが普通にあります。
「後ほど改めて考えさせていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「後ほど改めて考えさせていただきます」は、先のように、その場でのいい断りの文句として使われることが少なくありません。
俗的な解釈になりますが、「後で」という言葉はもうそれはないという意味で用いることが多く、この表現もそのような使い方をしている1つだと言っていいでしょう。
ですが、本当にその場では決められないだけで、後ほど考えた結果を伝えるといった用い方をしてもよく、使われた相手からすると、そのどちらとして用いているのかの判断は難しいと言わざるを得ません。
そのため、ある程度時間が経っても結果の連絡がない場合には、社交辞令として使っていたのだと判断するしかありません。
「後ほど改めて考えさせていただきます」を使った例文
・『そちらにつきましては、後ほど改めて考えさせていただきます』
・『この場で即答は難しいため、後ほど改めて考えさせていただきます』
「後ほど改めて考えさせていただきます」の類語や言い替え
・『後ほどお答えさせていただきます』
このようにすると、それについては後で答えるという意味になります。
「後ほど改めて考えさせて〜」と大きく異なる点として、この使い方をした場合には、その答えを伝える必要があるということです。
つまり、社交辞令的に礼儀として用いる表現ではないので、その点に注意してください。
まとめ
「後ほど改めて考えさせていただきます」は、その場では答えられないといった時に用いられます。
少し考える時間が欲しいという意味で用いられますが、後でその答えを伝える必要があるという訳ではなく、その場をうまく濁すためだけに使われる場合も多いと覚えておいてください。