この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「特に急ぎではないので」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「特に急ぎではないので」とは?
「特に急ぎではないので」における「特に」とは「普通と違って際立っているさまのこと」、すなわち「特別や、とりわけ」と言った意味の副詞です。
次の「急ぎ」は「急がなければならないこと、急を要すること」を意味する言葉です。
そして最後の「ないので」は否定の表現の「ない」に、「だから」と言った意味の言葉の「ので」が付けられた表現です。
したがって「特に急ぎではないので」のフレーズは、「とりわけ急を要さないので」と言った意味になります。
「特に急ぎではないので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「特に急ぎではないので」のフレーズは、何かを依頼やお願いをする事柄が、「急がないこと」を意味して使われるフレーズです。
この表現は、敬語表現ではないので、同僚や目下の人に使われる表現です。
目上の人に使う場合には、「特に急ぎではありませんので」や、さらに丁寧な「特に急ぎではございませんので」と言い換えて使う必要があります。
また、このフレーズは「〜ので」で終っているので、この後ろには「ゆっくりと進めてください」や「時間が空いた際で結構です」等の言葉が続けられます。
ただし、「急を要さない」と言っても、依頼する限り、それを活用する予定があるはずです。
したがって、「今月中」や「1か月内」等とおおよその期限はやはり示した方が良いと言えるでしょう。
「特に急ぎではないので」を使った例文
・『特に急ぎではないので、1か月以内で時間が取れる時に作成してもらえれば結構です』
・『特に急ぎではないので、現在の仕事が一段落してから取り組んでください』
・『特に急ぎではないので、今の仕事をまず完了させてからで良いです』
「特に急ぎではないので」の類語や言い換え
「特に」の類語としては「特別」や「とりわけ」が挙げられます。
したがって「特に急ぎではないので」は、「特別急ぎではないので」や「とりわけ急ぎではないので」と言い換えることが出来ます。
また、「急がない」は「急を要さない」と言い換えることが出来るので、「特に急ぎではないので」は「特に急を要さないので」と言い換えることも可能です。
さらに、このフレーズの敬語表現としては、先にも記した「特に急ぎではありませんので」や、「特に急ぎではございませんので」が挙げられます。
まとめ
「特に急ぎではないので」のフレーズは、「とりわけ急を要さないので」と言った意味の言葉です。
この表現は敬語表現ではないので、同僚や部下等には使えますが、目上の方に使う場合は、先に例示した敬語表現に言い換える必要があります。