ここでは「不足などがありましたらご指摘ください」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「不足などがありましたらご指摘ください」とは?
「不足などがありましたらご指摘ください」は、その相手に渡した、提供した内容に足りないものがあった時にはそれを指摘して欲しいと伝えている表現です。
数量的なものとして用いることもあり、「用意しました数にもし不足などがありましたらご指摘ください」などと使った場合がそれにあたります。
「資料に不足などがありましたらご指摘ください」のようにすると、その中の何かについて抜けていないかと言っており、ビジネスシーンでも相手に何かを渡す、提供するといった場面でよく見聞きする表現です。
要は足りないものはないか、数は足りているかといった使い方になると考えてよく、それがあった時には教えて欲しいと用いられます。
「不足などがありましたらご指摘ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「不足などがありましたらご指摘ください」は、少し変わった使い方をすることもできる表現です。
それは、どう見てもその相手が要求する水準を満たしていると思う時に遭えてこのように使う場合で、不足などある訳がないと分かっていて自慢げに用いているという具合です。
この使い方をする場合には、その自慢になってしまう点に注意が必要になります。
会社の規模などから、それくらいは当然だといった用い方になるため、そのように使える相手でないと嫌味にも聞こえてしまうことがあるので気をつけてください。
「不足など」としているため、それ以外に何かがあった時にもそれを指摘して欲しいと言っており、渡したものに対する質問などもそれに入ります。
「不足などがありましたらご指摘ください」を使った例文
・『十分な数をご用意いたしましたが、もし不足などがありましたらご指摘ください』
・『関連する資料は一通り揃えてつもりですが、不足などがありましたらご指摘ください』
「不足などがありましたらご指摘ください」の類語や言い替え
・『過不足等ありましたらご指摘ください』
こちらも同じ意味で使うことができる表現で、「過不足」は「不足」と同じ意味だと考えてよく、それや他に何かがあれば指摘して欲しいと言っており、そのまま言い替えに使うことができます。
尚、この「過不足」を超過や不足と解釈してしまうことがありますが、そちらは間違いになります。
不足、及び大きく不足という意味になる言葉なので、実質的に「不足」と同じだと考えて構わないという訳です。
まとめ
「不足などがありましたらご指摘ください」は、渡したり提供した内容に足りないものがあれば教えて欲しいと伝えるために使われています。
数量的なものとしても用いられており、「など」とあるので、それ以外の質問のようなものも受け付けていると言っている表現です。