この記事では「無事に成功いたしました」について解説をします。
「無事に成功いたしました」とは?意味
問題もなく目的を成し遂げることができた、という意味です。
「無事」には、間違いや事故のないこと、またそのさまという意味があります。
「成功」は、物事を思う通りに成し遂げること、目的を達成することをいいます。
「いたし」は「いたす」のことで、「する」の謙譲語です。
自分の側の動作を低めて表現をして、相手に敬意を表します。
「まし」は敬意を表す「ます」のことです。
「た」は動作や作用が過去に行われた意や完了した意を表します。
「無事に成功いたしました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、大きな問題もなく何かを成し遂げられたときに用います。
話し手が何かを成し遂げていることもあれば、別の人が何かを成し遂げていることもあります。
「問題もなく成し遂げられるだろうか」という物事に関して、「無事に」という言葉を使うことが多くあります。
たとえば手術です。
医療技術が高まったとはいえ、手術が成功する可能性が100%だとはいえません。
手術を受ける人もそれを見守る人も、「成功するだろうか」と心配になります。
手術中に問題が起こることなく、手術の目的を果たすことができたなら、「無事に成功した」といえます。
このことを目上の人に報告するときは、相手を敬う表現にして「無事に成功いたしました」となります。
イベントが成功した場合も、この言葉が使われます。
イベントでは突然のトラブルが起こってしまう可能性もあり、何が起こるかわかりません。
問題もなくイベントが終了したときに、報告をするためにこの言葉を使用します。
「無事に成功いたしました」を使った例文
・『イベントは無事に成功いたしました』
「無事に成功いたしました」の返答や返信例
何かを成し遂げられたのは望ましいといえるので、「よかったですね」の意を伝えるとよいでしょう。
ある事柄が無事にできたことで、相手はほっとしているはずです。
その気持ちに共感してあげるとよいでしょう。
成し遂げた事柄について詳しく話を聞くこともあります。
手術について深く尋ねるのは望ましくありませんが、イベントの成功であれば話を聞いても差し支えありません。
何かを成し遂げて相手は喜んでいるはずです。
うれしい事柄は人に話したくなります。
まとめ
この言葉は、大きな問題もなく何かを成し遂げたときに用います。
達成できたことを報告すれば、聞き手は安心してくれることでしょう。
また、成功したことを話すことで、その喜びを共有できます。
誰かに話すと喜びが大きくなるはずです。