ここでは「ご心配なさらないでください」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご心配なさらないでください」とは?
「ご心配なさらないでください」は、心配をする必要はないという意味になります。
「○○の件でしたら、ご心配なさらないでください」のように用いられ、この場合にはその○○の件については心配は要らないと言っています。
このように、とても丁寧に何かついては心配することはないという使い方をする表現になるため、その相手がそれについて気に掛けている(と分かっている)、または恐らく気にしているであろうと思われることを対象に用いる表現で、口語、文章のどちらでも使うことができます。
相手から直接それについては大丈夫か、うまくいっているのかなどと聞かれた際に使うことも多く、その場合も心配することはないと伝えるために用います。
「ご心配なさらないでください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご心配なさらないでください」は、それについて心配は要らないと使われる表現です。
これでは丁寧過ぎると思った場合には、「ご心配は要りません」と使えばよく、そちらでも丁寧さに欠けることにはなりません。
少しカジュアルにすると「心配ありません」となり、いずれの形でも同じ意味の表現になります。
本当にそれについては心配は要らないと考えて使う場合だけでなく、そのように伝えておかないといけない(そうした方がいい)といった場面でも用いることがあります。
例えば、そう言っておかないと相手を不安にさせてしまうと思った時がそれにあたり、嘘になるとまではいかなくとも、そう伝えておいた方が何かと都合がいいという場合に向いています。
「ご心配なさらないでください」を使った例文
・『順調に進んでおりますので、ご心配なさらないでください』
・『ご心配なさらないでください。それに関しましては全く問題ございません』
「ご心配なさらないでください」の類語や言い替え
・『ご心配に及びません』
この形でも丁寧に、何かについて心配は要らないと伝える表現になります。
そのまま言い替えに使うことができますが、この方が自信をもってそのように言い切っているため、相手を不安にさせないために用いる場合にはこちらの方が適しています。
まとめ
「ご心配なさらないでください」は、その件については心配は要らないという意味で用いる表現です。
本当にそう考えて使う場合だけでなく、そのように伝えておいた方が都合がいいといった時にも用いられており、その使い方になる時には類語として挙げた方もよく使われています。