ここでは「お振込みさせていただきます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お振込みさせていただきます」とは?
「お振込みさせていただきます」は、その金額を金融機関の口座まで振り込むという意味になります。
つまり、支払いになる行為を行う場合に用いられ、どういう理由でそうする、どの口座までそうするといった使い方になり、それらを合わせて「商品代金は以前と同じ口座までお振込みさせていただきます」のように用いられることが多いです。
これからそれを行うと言っている表現になるため、このように使った時点ではまだそれを行ってはいないので、このように使われた側はその内容に問題があれば、そうではなくこうして欲しいといったような返答をしても構いません。
例えば、先の例の以前と同じ口座にと使われた際に、それでは都合が悪いようであれば、今回は違う口座にといった返答をするという具合です。
「お振込みさせていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お振込みさせていただきます」は、前述したように、これからそうすると伝えることになります。
そのタイミングも含めて「では、本日中にお振込みさせていただきます」のような使い方をすることがありますが、振込という性質上、それからすぐに口座に反映するとは限りません。
現在ではモアタイムシステムという、時間や土・日・祝日などを問わず、5分程度で振込が反映するネットワークに加盟している金融機関が多くなっており、大手都市銀行や信用金庫、比較的大きな地方銀行のほとんどでそのような振込が可能となっています。
ですが、加盟を行っていない機関も少なからず存在し、どちらかがそれだと営業時間外や休日には瞬時に反映しないため、この点には注意しておく必要があります。
「お振込みさせていただきます」を使った例文
・『代金は明日、○○銀行のご指定の口座までお振込みさせていただきます』
・『お見積り金額の通り、○日にお振込みさせていただきます』
「お振込みさせていただきます」の類語や言い替え
・『口座振替とさせていただきます』
この「口座振替」は、金融機関の口座よりその金額を引き落とすという支払う方法を表す言葉です。
よって、そのような方法で払ってもらうと伝えており、払う側ではなく、そうしてもらう側が使う表現で、「月額料金ですが、お支払い方法は口座振替とさせていただきます」のような用い方になり、その方法で支払ってもらうという意味になります。
まとめ
「お振込みさせていただきます」は、銀行などの金融機関の口座まで振込で何かの支払いを行うという意味で用いる表現です。
どのような理由でどの口座まで、いつそれを行うといったように使うことができ、ビジネスシーンでも他社に対してそのような支払いを行う際によく用いられています。