ここでは「ただし」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ただし」とは?
「ただし」は、この後に補足を付け足す場合に用いる接続詞です。
文頭に用いるもので、それまでの内容が前の文にて一応完結しているものの、補足として挙げておきたいことをこの後に続けるという使い方になります。
例として、「そのように動作するようになっています。
ただし、バッテリーが消耗してくると〜」といったように使った場合、何かの動作がバッテリーが無くなってきた時には変わることがあると言っており、元の動作に補足という形でそれについての説明を続けています。
口語、文章のどちらでも使うことができ、後者の時には「但し」と表記できますが、無理に漢字表記にしようとして「正し」とは用いないようにしてください。
この間違いはまま見掛けるため、注意してください。
「ただし」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ただし」から続ける内容は、そこまで話に付け足すことになるものであれば何でも構いません。
そのため、色々な使い方ができる表現で、「雨天決行となります。
ただし、あまりに天候が悪化した場合にはその限りではありません」などという使い方もできます。
ですが、この場合、補足は補足ですが、大事な内容となっており、この部分までを含めて本題とした方がいいかも知れません。
このように、「ただし」と使って補足として何かを続けるよりも、上の例だと「あまりに天候が悪い場合を除き、雨天決行となります」のようにした方がいい場合もあるので、この表現があるからといって、無理に一度文として終わらせることはありません。
「ただし」を使った例文
・『口座からのお引き落としは毎月25日です。ただし、その日が土日や祝日の場合には、翌営業日になります』
・『そちらの商品は現在一般販売を行っています。ただし、売り切れの際にはご容赦ください』
「ただし」の類語や言い替え
・『なお』
漢字では「尚」となり、こちらも同様にそれまでの内容に付け足して何かを述べたい場合に用いる表現です。
よって、言い替え表現として使うことができますが、「ただし」とするより表現として少し弱めニュアンスになるので、大事な内容になる場合には向いておらず、本当にそれが補足程度という時に使われることが多いです。
まとめ
「ただし」は、この後にそこまでの内容への補足を付け足すという使い方になります。
それに該当すればどのような内容でも構いませんが、大切なことの場合には無理にこの表現を使って別の文にはせず、本題となるそれの中で一緒に述べる方がいいでしょう。