「溽暑の折柄」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「溽暑の折柄」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「溽暑の折柄」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。

「溽暑の折柄」とは?

「溽暑の折柄」のフレーズにおける「溽暑」の読みは「じょくしょ」「蒸し暑いこと」を意味する言葉です。

また、次の「折柄」の読みは「おりから」で、「時節、時」を意味する言葉です。

したがって「溽暑の折柄」のフレーズは「蒸し暑い時節」といった意味になります。


「溽暑の折柄」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「溽暑の折柄」における「溽暑」は、二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した七十二候と呼ばれる細分化された暦の一つである「土潤溽暑」から来ている季語です。

この「土潤溽暑」は、「つちうるおうてむしあつし」と読み、7月27日から8月1日頃の「蒸し暑い時節」を指す七十二候です。

日本では地域にもよりますが、7月20日過ぎに梅雨が明け、本格的な夏を迎えますが、この梅雨明け頃の「蒸し暑さ」を、「溽暑」と呼ぶのです。

首題の「溽暑の折柄」は、先に記したように「蒸し暑い時節」のことですが、具体的には7月27日〜8月1日頃に使える時候表現だと言えます。

したがって、このフレーズは馴染みの少ない表現ですが、夏の初頭に出される暑中見舞いや、その頃に送付されるメールの時候の挨拶文で、時候表現として使われることがあるものです。


「溽暑の折柄」を使った例文

・『溽暑の折柄、変わらずお元気にお過ごしのことと存じます』
・『溽暑の折柄、いかがお過ごしでしょうか』

「溽暑の折柄」の類語や言い換え

「溽暑」の類語としては「大暑」「猛暑」「酷暑」が挙げられます。

また、「折柄」の類語としては「候」「時節」「みぎり」が挙げられます。

したがって「溽暑の折柄」のフレーズは、これらの類語を組み合わせて、例えば「大暑の候」「猛暑の時節」「酷暑のみぎり」等と言い換えることができます。

まとめ

「溽暑の折柄」のフレーズは「蒸し暑い時節」といった意味で、7月27日から8月1日頃の時候表現として使われるものです。

タイトルとURLをコピーしました