ここでは「冷え込みが厳しくなりますので」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「冷え込みが厳しくなりますので」とは?
「冷え込みが厳しくなりますので」は、冬の時期に用いられる挨拶表現です。
そんな中なので、体調には気をつけてくださいといったような文章にして使われており、それが文末の締めの挨拶文になります。
意味として、これから更に寒くなるのでと言っていることから、その一番寒くなると言われている暦の上での大寒を前にした時期が使えるタイミングとなっており、具体的には小寒になる1月6日頃から大寒を迎える1月20日頃までの間になります。
そこまで厳密に考える必要はなく、年が明けて1月になってから、中旬を過ぎた頃まで用いることができると考えてよく、例外として、「明日は冷え込みが厳しくなりますので〜」といったその日だけ特別だという用い方をすることもできます。
「冷え込みが厳しくなりますので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「冷え込みが厳しくなりますので」は、先のように、冬の寒い時期に用いられる文末の締めになる表現です。
この後には相手の体調を気遣う文言を続けて用いますが、そのような使い方からビジネスシーンにはあまり向いておらず、個人的な付き合いのある相手への手紙などに適しています。
ただし、他社の人間でもそれなりにやりとりをしている相手であれば、この時期にちょうどいい文末の締めとして使われることがあり、プライベート専用の表現という訳でもありません。
そこまで厳密に1月20日頃までという使える時期を守る必要はないと書きましたが、その大寒を過ぎると別の表現の方が適しているため、それ以降にはあまり用いられていません。
「冷え込みが厳しくなりますので」を使った例文
・『日に日に冷え込みが厳しくなりますので、どうぞお身体にはお気をつけて過ごされてください』
・『明日は寒波の影響で冷え込みが厳しくなりますので、十分に暖かい格好をしてお出かけください』
「冷え込みが厳しくなりますので」の類語や言い替え
・『小寒の候』
こちらも小寒から大寒にかけての時期に使うことができる挨拶表現で、冒頭の挨拶文を作るために用いられます。
「小寒の節、いかがお過ごしのことかと存じます」のような文章にして、これが書き出しになるという使い方になりますが、文末の「冷え込みが厳しく〜」と共に使うとしつこくなってしまうので、どちらか一方だけにするのが通例です。
まとめ
「冷え込みが厳しくなりますので」は、小寒の1月6日頃から大寒になる1月20日頃までの間に使われている、文章の締めになる挨拶文を作るための表現です。
明日は特別にそうなるといったように単発でその日だけと使うこともでき、ある程度親しい間柄で用いられています。