この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「変更していただけることは可能でしょうか」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「変更していただけることは可能でしょうか」とは?
「変更していただけることは可能でしょうか」のフレーズは、「変更してもらうことは可能か」との丁寧な敬語表現として使われていることは分かります。
しかし、この表現には違和感があるはずです。
それは「いただけること」との表現が間違えているからです。
「〜こと」を使う場合は、前の文章を終止形とすべきで、このフレーズでは「変更していただく」とすべきなのです。
したがって、「変更していただけることは可能でしょうか」の表現は間違いで、「変更していただくことは可能でしょうか」が正しい表現となります。
また、「変更していただける」の表現を生かすなら、「変更していただけるでしょうか」とすべきと言えます。
以降では、正しい表現の「変更していただくことは可能でしょうか」について、説明を続けます。
「変更していただくことは可能でしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「変更していただくことは可能でしょうか」のフレーズは、「もらう」の謙譲語である「いただく」を使っているので、敬語表現です。
しかし、このフレーズは「可能か」と問いかける表現が少し強すぎ、詰問するようなニュアンスがあるため、社内の他部署の同僚等に使うのは問題ありませんが、上司や取引先の方などの目上の人に使うのは避けた方が良いと言えます。
目上の人に対しては、前項で示したもう一つの正しい敬語表現をさらに丁寧にした、「変更していただけますでしょうか」のフレーズを使った方が良いと言えます。
また、ビジネスにおいて「変更」の具体的な内容としては、「スケジュール変更」や「日程変更」を指して使われることが多いですが、その他「メンバー変更」や「商品の変更」等に対しても使われます。
「変更していただくことは可能でしょうか」を使った例文
・『次週の営業会議は、日程変更していただくことは可能でしょうか』
・『こちらの商品に変更していただくことは可能でしょうか』
「変更していただくことは可能でしょうか」の類語や言い換え
「変更していただくことは可能でしょうか」のフレーズは、「可能でしょうか」を使わない「変更していただけるでしょうか」や「変更していただけますか」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
「変更していただけることは可能でしょうか」のフレーズは間違えた表現です。
正しい表現としては、「変更していただくことは可能でしょうか」もしくは「変更していただけるでしょうか」が正しい表現です。