「ご心労いかばかりかと存じます」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご心労いかばかりかと存じます」とは? ビジネス用語

「ご心労いかばかりかと存じます」とは?仕事の上での会話やメール文におけるこの語句の使用方法や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。

「ご心労いかばかりかと存じます」とは?

このフレーズの「心労」は、「あれこれと心配すること」「気兼ねや気配りなどで精神的に苦労すること」の意です。

「いかばかり」「どれほどに」「どんなにか」という意味で、「〜と存じます」と併せて「どれほどのお気持ちかと思います」といった意味合いになります。


「ご心労いかばかりかと存じます」の仕事の上での会話やメール文における使用方法や、使うときの注意点

このフレーズを使用する場合の注意点は、不幸や困難などの負の出来事に対してのみの使用だということです。

例えば、災害などで家や財産を失ったり、事故や病気などで入院するとか、リストラや倒産で職を失うなど、悪い出来事に対してしか使えません。

それもちょっとした心配ごとではなく、大きな心配ごとが対象です。

もし、祝い事やめでたいことに対して使用すると、皮肉に聞こえる場合があります。


「ご心労いかばかりかと存じます」を使った例文

・『奥様が入院されたとのこと、ご心労いかばかりかと存じます』
・『先日の火事でお宅が全焼されたとのことで、ご心労いかばかりかと存じます』
・『急激な円安により経営状況が悪化しており、社長のご心労いかばかりかと存じます』

「ご心労いかばかりかと存じます」の類語や言い替え

このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。

「ご心労」の類語・言い替え語として挙げられるのは「ご心痛」「ご心配」「ご煩悶」などです。

「ご心痛は如何ばかりかと〜」「ご心配はどれほどかと〜」「ご煩悶はどれくらいかと〜」といった使い方ができます。

また、「〜存じます」の他、よく使われるフレーズに「〜お察し申し上げます」があります。

まとめ

このフレーズは、不幸や困難を被った相手の方の心労を心配し気遣う言葉です。

日常でもよく使われる慣用句なので、覚えておいていざという時にはすぐに使えるようにしておきましょう。

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