「ですから」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ですから」とは? ビジネス用語

「ですから」はビジネスシーンだけでなく日常会話でもよく登場する言葉です。

微妙なニュアンスを含む使い方が難しい言葉ですが、ビジネス用語の「ですから」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。

「ですから」とは?

「ですから」とは、「前の文と後の文を論理的な関係性でつないで当然の帰結を示す」という意味で使われているビジネス表現です。

後の事柄が前の事柄を受けて成り立つケースで用いられます。

まず理由や原因となることを説明しそれを受けて成立する事柄を後に示す時、その2つをつなぐ言葉が「ですから」です。

断定を意味する助動詞「です」と理由を表す助詞「から」が結びつきひとつの言葉になったもので、前の文が当然であることによって後の文が成立する時に用いられます。


「ですから」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

物事の理由と結果を結ぶ形で使うのが一般的な表現ですが「当然のことを当然のものとして説明する」という微妙なニュアンスが含まれます。

説明の意味で使うのは問題ないのですが、言わなくてもわかることをわざわざ説明しているような回りくどい印象を持つ人もいる言い方です。

使い方によっては納得しないわからずやに言い聞かせるような印象になってしまい、意図せず相手を怒らせる恐れがあります。

「ですから」という言葉そのものに悪い意味は含まれていないものの、上から目線の物言いに受け取られる場合もあるので注意してください。


「ですから」を使った例文

・『せっかく用意したのですからどうぞ召し上がってください』
・『頑張って準備したのですからきっとうまくいくはずです』
・『早く準備できたのですから完成も早くなるでしょう』

「ですから」の類語や言いかえ

前後を論理的な関係で結ぶ表現としては「ので」「なので」「ゆえに」「したがって」「だから」などの表現が使えます。

当たり前であることを強調する場合は「必然的に」「当然のこととして」「自然に」などが当てはまります。

まとめ

「ですから」はよく使われるビジネス表現ですが嫌味っぽく聞こえる可能性もあります。

悪気なく失礼な態度を取ってしまう可能性があるので使い方に気を付けましょう。

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