この記事では、「○○時間ほどお時間を頂戴できればと存じます」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「○○時間ほどお時間を頂戴できればと存じます」とは?
「○○時間ほどお時間を頂戴できればと存じます」は、自分達の用件のために、相手に時間を作ってもらいたいとお願いする丁寧な表現です。
「ほど」は断定を避ける表現、「お時間」の「お」は美化語の接頭辞、「頂戴」は動詞「もらう」の謙譲語、「存じます」は動詞「思う」の謙譲語「存ずる」の連用形「存じ」に、丁寧語「ます」が付いた語、全体で「〇〇時間程度時間をもらえればと思う」の敬語表現になります。
「○○時間ほどお時間を頂戴できればと存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「○○時間ほどお時間を頂戴できればと存じます」は、打ち合わせや挨拶のために相手のいるところを訪問する時や、作業に時間がかかるので待って欲しい時に使われます。
相手にお願いする表現ですので、「お忙しいところ恐れ入りますが」などのクッション言葉を使いましょう。
相手は待ち時間を目安に計画を立てますので、その時間には終わっている様に行動することが大切です。
「○○時間ほどお時間を頂戴できればと存じます」の正しい敬語表現
「○○時間ほどお時間を頂戴できればと存じます」の正しい敬語表現は以下の通りです。
『○○時間ほどお時間を賜りたく存じます』
「賜りたく」の「賜り」は「目上の人からもらう」の謙譲語「賜る」の連用形、「たく」は希望の助動詞「たい」の連用形で、より丁寧な表現になります。
「○○時間ほどお時間を頂戴できればと存じます」を使った例文
「○○時間ほどお時間を頂戴できればと存じます」を使った例文は以下の通りです。
『新任の担当者とご挨拶に伺いたいと存じますので、10分ほどお時間を頂戴できればと存じます』
相手の会社を訪問したいので、時間を作って会って欲しいと伝えています。
『受付順に修理いたしておりますので、1時間ほどお時間を頂戴できればと存じます』
順番に修理するので、終わるまで1時間くらいかかると伝えています。
「○○時間ほどお時間を頂戴できればと存じます」の類語や言い替え
「○○時間ほどお時間を頂戴できればと存じます」の類語や言い替えは以下の通りです。
『○○時間ほどお時間をいただければと存じます』
「いただければ」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の可能形「いただけれ」の連用形「いただけれ」に、接続助詞「ば」が付いた語で、「もらえれば」という意味です。
『○○時間ほどお時間をいただければ幸いです』
「幸いです」は「〜とありがたい」の丁寧語です。
『〇○時間ほどお待ちいただければと存じます』
こちらは相手に待ってもらう時に使われます。
まとめ
今回は「○○時間ほどお時間を頂戴できればと存じます」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
