「いかんにかかわらず」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「いかんにかかわらず」とは?
「いかんにかかわらず」とは、ビジネスメールや敬語での表現などにおいて「どのような結果を招いたとしても」もしくは「それによる影響があってもなくても」などという意味合いで用いられている表現です。
漢字では「如何に関わらず(係わらず)」などと表記される言葉で、「いかが」や「いかん」などという読み仮名で使われている「如何」という語は、「物事における成りゆきや状態」などを指して使われている文言で、上記のフレーズは「どのような状況になったとしても」などというニュアンスで使用されています。
「いかんにかかわらず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「いかんにかかわらず」とは、「その後の方向性や状態などについては不問にする」さまや「結末や結果などはどのような内容でもすべて受け入れる」様子などを示す言葉です。
ビジネス上で使われる場合には、「結果がどう転んでも問題はない」あるいは「その時点における状況や状態などにはまったく関係なく」などというニュアンスで用いられており、このフレーズの後には自身が行うべき次のステップや流れなどについて言及しておく必要があるしょう。
「いかんにかかわらず」を使った例文
・『次回の打ち合わせ日程につきましてはご参加者さまのご意向いかんにかかわらず、すでに決まっております日時を変更することはできない次第でございます』
・『このところ非常に不安定な天候が続いておりますが、空模様のいかんにかかわらず明日の夜は新入社員の歓迎会が予定されております』
「いかんにかかわらず」の類語や言い替え
・『どのような結果になったとしても』
・『予期せぬ状況を招いてしまったとしても』
・『どちらに転んでも』
まとめ
「いかんにかかわらず」とは、ビジネストークや敬語での会話シーンなどにおいて「どのように進んでも」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを十分理解した上で、その時の場面や状況などに応じてうまく使いこなしましょう。