「いかんによっては」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「いかんによっては」とは?
「いかんによっては」とは、ビジネスシーンや敬語での会話などにおいて「導き出された結果次第では」または「あることを行った後の状況によっては」などという意味合いで用いられている言い回しです。
漢字では「如何」と表記される「いかん」という語は、「前の時点で発生した件によって」などというニュアンスで用いられており、自身や自社などが行ってきた対応の内容次第ではその後の流れが変わってしまう旨に言及したい場合などに使用されています。
「いかんによっては」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「いかんによっては」とは、「以前行った行動に関連して」あるいは「進めてきた前準備の程度によって」などという意味合いで使われている表現です。
ビジネス上でしばしば生じる案件や事案などについて、その後の流れはそれまで行ってきたことの一定の成果を示す旨に言及することができる文言で、もう一方でその後こちら側で対応しなければならない事柄や展開などについても分かりやすく併記しておく必要があるでしょう。
「いかんによっては」を使った例文
・『新しいプロジェクトについては円安がこのまま続けば利益は確保できますが、その後のレートの動きいかんによっては微妙な状況になってしまう可能性も否めない次第でございます』
・『現在関係者間で協議を進めておりますが、それらの結果いかんによっては早急に手を打たなければならない可能性もございます』
「いかんによっては」の類語や言い替え
・『成り行き次第では』
・『もしも様子が変わった場合には』
・『その後における動向に関連して』
まとめ
「いかんによっては」とは、ビジネストークや敬語での会話シーンなどにおいて「自身の選んだ道によっては」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて上手に使いこなしましょう。
