「おあがりになる」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「おあがりになる」とは? ビジネス用語

尊敬表現の中には、複数の意味を持つものも多く、「おあがりになる」もその一例と言えるでしょう。

今回はこのフレーズについて解説いたします。

「おあがりになる」とは?

「お〜になる」は尊敬表現をパターン化して作ることが出来る表現で、「お食べになる」「お越しになる」など多くの尊敬表現で使用されています。

今回は「あがり」が当てはまる言葉ですが、漢字も使うと「上がり」です。

「上がり」の意味は、一般的には「上がること」「出来上がること」または「出来上がった状態」などです。

ただし、「おあがりになる」というフレーズの場合は、「食べること」の意味で使用されることが多く、その尊敬表現になっています。

もちろん、「家に上がる」という意味の尊敬表現として、「おあがりになる」が使われることもあります。


「おあがりになる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

目上の相手が何かを食べていることを表現したり、家や和式の部屋に、「靴を脱いで外から入る」場合の尊敬表現にも用いられます。

例えば、夕食を食べるかどうか相手に尋ねる場合、「夕食をおあがりになるのであれば、こちらで用意いたします」といった形での使用です。

一方、「部屋に上がる」という意味では、「新しく出来た茶室におあがりになる」のように使います。

このフレーズの場合、どちらの意味であるかは文脈で容易に判断可能です。


「おあがりになる」を使った例文

それでは、上記以外に考えられる使用例を挙げてみましょう。

・『昼食をおあがりになるか、確認させていただいてもよろしいでしょうか』
・『急いで部屋におあがりになる』

「おあがりになる」の言い替え

「食べる」と部屋や家に「あがる」の意味での、別の尊敬表現で言い替え可能です。

「お召し上がりになる」
「食べる」の意味での代用です。

こちらは「召し上がる」でも言い替え出来ます。

「お入りになる」
家や部屋に「あがる」の意味での代用です。

まとめ

「おあがりになる」とは、「食べる」もしくは「家や部屋に靴を脱いで入る」という意味の尊敬表現です。

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