ここでは「おいそれしました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「おいそれしました」とは?
「おいそれしました」は、本来は「おみそれしました」という表現になります。
それと発音が似ていることと、別に「おいそれと〜」といった存在するため、そちらと混同してこの「おいそれしました」といった間違った用い方をしてしまうことがあり、注意が必要です。
口語の場合には正しい「おみそれしました」と聞こえることがありますが、文章では明らかに間違っていると分かってしまうため、このようには使わないように気をつけてください。
もちろん、口語でもきちんと使うに越したことはありません。
以下、正しい「おみそれしました」の方で説明を続けます。
「おみそれしました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「おみそれしました」は、相手のその能力にこれまで気付かなかったという意味になります。
使い方としては、そんなことができる、または知っているとは思わなかった内容を披露された時に、「これはおみそれしました」などと用いるという具合で、漢字では「お見逸れしました」と表記します。
要は、その相手が思っていたよりすごい人だと言っていることになりますが、それと同時に、暗にそこまでの人だとは思っていなかったというニュアンスにもなってしまうため、必ずしもいい意味で伝わるとは限らないので注意してください。
「おみそれしました」を使った例文
・『○○についても詳しくご存知とは、これはおみそれしました』
・『とても見事な腕前で、おみそれしました』
「おみそれしました」の類語や言い替え
・『感服しました』
その相手の何かに感心したという意味になり、似た使い方ができる表現です。
こちらの場合、先に挙げた「おみそれしました」に暗に含まれるニュアンスがないため、このように用いて失礼になることはなく、その面でそちらより使いやすい表現だと言えるかも知れません。
まとめ
「おみそれしました」は、その相手のそんな能力があるとは知らなかったという意味で使われています。
「おいそれしました」は音が似ていますが「おいそれと〜」と混同してしまっている間違いになるので、そのように用いないように気をつけてください。