「お互い」は相反する2つの人や物事を表す言葉であり、両方を示す意味と一つ一つという意味で使われます。
「お互い」とは?
「お互い」は「互い」に丁寧な接頭辞である「お」を付けた言葉であり、関係性を持つ双方を表す時に使います。
「互い」はこれ以外にも数学の用語としても使われており、2つの整数が公約数を持っていないことは「互いに素」と表します。
「互い違い」は2つの要素や関係性が変わりばんこであることや交互に入れ替わる時に使う言葉です。
「お互い様」は両者とも同じ状態や立場に置かれていることを表す言葉であり、相手を思いやる時や共感を表す時に使います。
「お互い様」は相手に迷惑をかけてしまった際に相手が思いやりの精神を用いて返答する時に使われており、仕事の場面でもよく使われる表現として有名です。
「お互い」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お互い」は仕事のメールや会話でも使うことが可能であり、特に関係性を持つ人を表す時に使います。
「互い」は人以外にも物事に対して使うことが可能であり、仕事のメールや会話ではさらに丁寧な「お互い様」がよく使われています。
「お互い様」は相手の迷惑や失敗に対する謝罪を受けて返答する時に使う言葉であり、よくないことに接した時にのみ使います。
「お互い様」の類義語には「おかげさま」がありますが、こちらは相手の行動やお世話に対して感謝する時に使う言葉です。
「お互い」を使った例文
・『お互いに切磋琢磨した結果二人はいい関係のライバルとなり、様々な作品を作り出してきました』
・『この件に関してはお互い様だと思いますので、あまり後悔しない方がいいと思います』
「お互い」の類語や言い替え
「お互い」の類語には「共に」や「共々」、「一緒に」などがあります。
「一緒に」は行動を共にするという意味もあり、一般的な会話でもよく使われています。
「お互い様」の言い替え語には「持ちつ持たれつ」や「どっちもどっち」がありますが、後者はネガティブな意味でも使われる言葉なので仕事の場面ではあまり使いません。
まとめ
「お互い」は関係性を持つ双方を表す言葉であり、仕事の場面では相手の失敗や謝罪に対する返答として「お互い様」がよく使われています。