ビジネスの現場では、さまざまな用語が使われます。
その中には、時にはその使用法を間違って覚えているケースもあります。
ここでは、「お会いしたいです」という言葉のビジネスでの使われ方に関して詳しく解説します。
「お会いしたいです」とは?
「お会いしたいです」とは、文字通り、相手に会いたいという気持ちを伝えるために使用される言葉です。
「お会いする」は、「会う」という動詞の謙譲語で、自分の行動を一段下げてその動作が向かう相手を敬う表現です。
そして「したい」は願望を表す言葉で、「です」は単なる丁寧な語尾です。
したがって、総合すると、話し手が相手に「会う」ことを欲しているということを敬語を交えて表現したという言葉などになります。
「お会いしたいです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お会いしたいです」をビジネスで使用する時に、一番重要なのは前後の文脈と、相手との距離感です。
前後の文脈に関しては、それが損得からきたものであるとか、個人的な感情から来たものであるという状況はビジネスでは相応しくありません。
また、相手との距離が近い場合もかなり遠い場合も使用できないので注意が必要です。
「お会いしたいです」の正しい文章表現
ここでは「お会いしたいです」の正しい表現に関して解説します。
前述のように「お会いしたい」という謙譲語の表現に「です」がついたものですが、実際には「そう思っている」というニュアンスがあるので、正しくは「お会いしたいと思っております」が正しい表現だと思われます。
「お会いしたいです」を使った例文
・『ここのところ、リモートワークが続いているのでチームメンバーとたまにはお会いしたいです』
・『高校を卒業してから、もう3年になるので、お世話になった恩師にお会いしたいです』
「お会いしたいです」の類語や言い替え
「お会いしたいです」の類語や言い換えの言葉としては、別の敬語表現を使った「お目にかかりたいです」や、古い表現の「お目もじしたい」のようなものがあります。
まとめ
この記事では、「お会いしたいです」のビジネスでの使い方に関して解説してきました。
今回ご紹介した言葉以外にも、使い方が難しい言葉はたくさんあります。
この機会に言葉に関する知識を蓄えておきましょう。