「お供いたします」とは?仕事の上での会話やメール文におけるこの語句の使用方法や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「お供いたします」とは?
このフレーズのベースとなっている「お供する」という言葉は、相手の移動に付き従って行動の手助けや相手の状況に対応することを意味します。
例えば、「師匠にお供いたします」といったような場合に使用し、この場合は師匠が主役で、お供する側は補助としての役割を果たす意味合いとなります。
また、このフレーズには故人の霊を安置する場所まで付き従うといったように亡くなった人に対して使われる場合もあります。
なお、よく似た言葉に「お伴いたします」があります。
これは、他人と一緒にある場所に行く、または同行するという意味で使われます。
同行するのは人に限らず、物の場合もあります。
この両者の違いは、「お供〜」が職務や任務として相手のそばに付き従うことを言い、「お伴〜」は例えば友人と一緒に移動する際などに使われる表現です。
「お供」には義務的な行動、「お伴」は自発的な行動の意味合いがあります。
「お供いたします」の仕事の上での会話やメール文における使用方法や、使うときの注意点
このフレーズには上述した通り、相手が主で、自分は付き従うといったニュアンスがある謙譲表現です。
そのため、相手は取引先や上司といった目上の人が対象になります。
へりくだる必要がない場合は、「お供します」と言い替えましょう。
「お供いたします」を使った例文
・『○○社員がお伴いたします』
・『当日は私が代わりにお供いたします』
f
4. 「お供いたします」の類語や言い替え
このフレーズの類義語や言い替えには次のような言い回しがあります。
例えば、「付き従います」「同行いたします」「ついていきます」「一緒にまいります」などがあります。
まとめ
このフレーズは、相手と一緒にいくことを敬語で言い表わした言葉です。
自発的な行為と言うよりも職務や義務として付き従うニュアンスが強い言い回しです。