この記事では、「お手続きのご状況はいかがでしょうか」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「お手続きのご状況はいかがでしょうか」とは?
「お手続きのご状況はいかがでしょうか」は、相手がするべき手続きを催促する丁寧な表現です。
「お手続き+の+ご状況+は+いかが+でしょうか」で成り立っている語で、「お手続き」の「お」は尊敬語・美化語の接頭辞、「手続き」は「ものごとを行うのに必要な手順」という意味、「の」は接続助詞、「ご状況」の「ご」は美化語、「状況」は「移り変わるものごとの、その時々の様子」という意味、「は」は接続助詞、「いかが」は「どのように」という意味、「でしょうか」は丁寧語「です」の未然形「でしょ」に、推量の意味の「う」、疑問の終助詞「か」が付いた語、全体で「必要な手順の様子はどのようだろうか」の敬語表現になります。
「お手続きのご状況はいかがでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お手続きのご状況はいかがでしょうか」は、相手に書類やものごとの処理をお願いして、今どうなっているか分からない時に使われます。
相手に催促する言葉ですので、「お忙しところ恐れ入りますが」などのクッション言葉を伴って使いましょう。
また、あまり何度も催促すると失礼にあたりますので注意しましょう。
「お手続きのご状況はいかがでしょうか」を使った例文
「お手続きのご状況はいかがでしょうか」を使った例文は以下の通りです。
『申込書をお送りいたしましたが、お手続きのご状況はいかがでしょうか』
こちらが提供する商品・サービスへの申込書を相手に送り、必要事項を記入して返送してもらう予定であることを表しています。
『申請書を送付済みですが、お手続きのご状況はいかがでしょうか』
役所や代理店などに申請書を送り、結果や返事を待っていることを表しています。
「お手続きのご状況はいかがでしょうか」の類語や言い替え
「お手続きのご状況はいかがでしょうか」の類語や言い替えは以下の通りです。
『お手続きいただけましたか』
「いただけましたか」は、動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の可能形「いただけ」に、丁寧語「ます」の過去形「ました」、疑問の意味の終助詞「か」が付いた語です。
「お・ご〜いただく」でひとつの敬語表現になります。
『お手続きの方はお済みでしょうか』
「お済みでしょうか」を使うことで、「処理してもらえたか」という確認の意味になります。
『お手続きのご進捗はいかがでしょうか』
「ご進捗(しんちょく)」の「ご」は美化語の接頭辞、「進捗」は「はかどり具合」という意味です。
まとめ
今回は「お手続きのご状況はいかがでしょうか」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
