「お掛け致しますが」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「お掛け致しますが」とは? ビジネス用語

ここでは「お掛け致しますが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「お掛け致しますが」とは?

「お掛け致しますが」は、何かしら世話や手間を掛けてしまう、または物理的な掛けるという行為に対して用いられる表現です。

「何かとご迷惑をお掛け致しますが、どうぞよろしくお願いいたします」のような用い方をした時には前者の意味になり、こちらは何かの際に色々と迷惑を掛けるかも知れないがといった定型的な使い方です。

ビジネスシーンでも、これと同様に「お忙しい中ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願いいたします」のような用い方がよく見られ、こちらも定型文のようになっていることから、この手の使い方に向いています。


「お掛け致しますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「お掛け致しますが」を物理的な意味の方で用いる場合、どこかに掛けて預かっておくという意味になります。

よって、「そちらのコートですが、よろしければお預かりしてお掛け致しますが、いかがいたしますか」といったような使い方になります。

特に難しい意味にはならない用い方ですが、そうしますかと訊ねているため、この後に相手からの返答を待つことになります。

一方、世話を掛けてしまうという意味で先のように用いる場合、定型的に使っていることがほとんどで、ビジネス文章ではよく見られる使い方です。


「お掛け致しますが」を使った例文

・『年末のお忙しいところ、大変ご迷惑をお掛け致しますが、何卒よろしくお願い申し上げます』
・『帽子だけでなく、上着もお掛け致しますが、そちらはよろしいでしょうか』

「お掛け致しますが」の類語や言い替え

・『お掛けしますが』
このように形を変えると、少し崩した表現になります。

意味や使い方は一緒なので、そのまま言い替えになり、堅さがなくなっているため、口語で用いやすい表現です。

文章でも使うことができますが、ビジネスで他社を相手に用いる場合には元の「〜致しますが」とした方が向いています。

まとめ

「お掛け致しますが」は、世話や手間を掛けてしまうと思った時に用いられますが、帽子やコートをどこかに掛けておくといった使い方もできる表現です。

後者は預かっておくと言っているのと同じため、その必要がありそうな場合に用いられている使い方になります。

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