使っていい表現なのか、戸惑うビジネス敬語があるかもしれません。
「お気の毒さまですが」の意味と使い方を見ていきましょう。
「お気の毒さまですが」とは?
この場合の「お気の毒さま」とは「御気の毒様」とあらわします。
気の毒な相手をもてなす言い方で「それは大変でしたね」と言いたい時に使います。
この場合は「ですが」が付いているので、後半に他の文章を補って使用します。
「ご苦労様でした。
ただ」このような解釈ができる表現といえるでしょう。
「お気の毒さまですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
自転車に乗っていて転倒してしまった、雪道ですべって腕を骨折してしまったなど、不慮の怪我をされた方に用いることができるのが「お気の毒さま」です。
この場合は「ですが」と逆転の言葉が付いているので「大変な状況でしたが、無事に治って良かったですね」と言いたい時に使っていきましょう。
一方で「お気の毒さま」は「気の毒」に「さま」を付けていること、ネガティブな「毒」が含まれていることから、あまり好まれない言い方です。
他の爽やかな言い回しも覚えておき、注意しながら使用するといいでしょう。
「お気の毒さまですが」を使った例文
・『お気の毒さまですが、その程度で済んで良かったですね』
・『お気の毒さまですが、お元気になられてほっとしています』
「お気の毒さまですが」の類語や言い替え
似ている言い方に「お疲れさまでした」があります。
労いの言い方になるので、作業が終わった方に「ご苦労さまでした」と言いたい時に使います。
「ご苦労さま」は自分より下の立場の方に使いますが「お疲れさま」は自分より上の方にも使える、感じの良い表現です。
覚えておきましょう。
言い替えのフレーズに「ご無理なさらないでくださいね」や「お大事になさってください」や「大変な思いをされましたね」があります。
寄り添う表現を、覚えておきましょう。
まとめ
「お気の毒さまですが」を解説しました。
気になるビジネス敬語を正しく学んで、日々の業務に役立てていきましょう。