この記事では、「お気をつけてくださいますよう」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「お気をつけてくださいますよう」とは?
「お気をつけてくださいますよう」は、あることに注意するようにうながす丁寧な表現です。
「お気をつけて+ください+ますよう」で成り立っている語で、「お気を」の「お」は尊敬語の接頭辞、「気を付け」は「気を付ける」の連用形で「注意を払う」という意味、「て」は接続助詞、「ください」は動詞「くれ」の尊敬語、「ます」は丁寧語」、「よう」は言葉の意味をやわらげる語、全体で「注意を払ってくれるよう」になります。
「お気をつけてくださいますよう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お気をつけてくださいますよう」は、相手の身に害や危険が及ぶ可能性がある時や、困難を回避して欲しいと思い助言する時などに使われます。
「ます・よう」を使うことで、相手に押し付ける意味をやらわげています。
後にお願いする言葉を伴って使われます。
「お気をつけてくださいますよう」の正しい敬語表現
「お気をつけてくださいますよう」の正しい敬語表現は以下の通りです。
『お気をつけくださいますよう』
接続助詞「て」がないだけですが、「お・ご〜ください」でひとつの敬語表現ですので、こちらの方が正しい言い方になります。
「お気をつけてくださいますよう」を使った例文
「お気をつけてくださいますよう」を使った例文は以下の通りです。
『火の取り扱いにはくれぐれもお気をつけてくださいますようお願いいたします』
調理器具や花火など、火を使う道具や遊具などの注意書きに使われます。
『服装には十分お気をつけてくださいますようお願いいたします』
山や海外など、気候が今いる場所と全く違う場所へ行く時に使われます。
「お気をつけてくださいますよう」の類語や言い替え
「お気をつけてくださいますよう」の類語や言い替えは以下の通りです。
『お気をつけくださいませ』
「ませ」は「丁寧の気持ちを込めて、相手にある動作を要求する意の語」で、お願いする意味も含みます。
『ご留意くださいますよう』
「留意(りゅうい)」は「気を付けること」という意味です。
『ご自愛ください』
「自愛(じあい)」は「自分の健康状態に気をつけること」という意味で、季節の挨拶状に使われます。
まとめ
今回は「お気をつけてくださいますよう」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。