「お祝い申しあげます」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「お祝い申しあげます」とは?
このフレーズの「祝い」はめでたい出来事を喜ぶことの意です。
この「祝い」に丁寧の接頭辞である「お」をつけて「お祝い」とすることで美化語となります。
美化語にすることにより上品で美しい言葉遣いが表現でき、丁寧で柔らかい印象を相手に与えます。
ただし、美化語は言葉遣いを上品にするためのもので、尊敬語や謙譲語と違って敬意を表わす表現ではありません。
また、「申しあげます」は「言う」の謙譲語「申し上げる」に丁寧語の「ます」がついた言葉です。
そのため、このフレーズのように「申しあげます」と平仮名で表記するのは間違いとする説もあります。
しかし、「申しあげます」「申し上げます」どちらの表現も言わせていただくことを表現する場合に用いられ、ビジネスシーンでも感謝やお詫び、依頼時などで頻繁に使われています。
よって、一般的に使われているのが「申し上げます」、一般的に使われていないのが「申しあげます」としながらも、どちらも使用して問題ないとされています。
「お祝い申しあげます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言いまわしは、めでたいことがあった時に使用するフレーズです。
めでたいことがあったのは相手(聞き手)であり、お祝いを申し上げるのは話し手です。
めでたいこととは、例えば結婚した、昇進した、子供が生まれたなどの慶事の場合が多いでしょう。
伝え方も、可能であればできるだけメールとかではなく、直接会って伝える方が、こちらの祝う気持ちがより伝わります。
また、重要なのは伝えるタイミングです。
できるだけ早く伝えることで感動や印象の大きさが変わってきますので、タイミングには気を付けましょう。
「お祝い申しあげます」を使った例文
・『この度はご結婚50周年を迎えられたとのことで、心からお祝い申しあげます』
・『このたびの昇進、心からお祝い申しあげます』
「お祝い申しあげます」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
・『心よりお慶び申し上げます』
・『謹んでお祝い申し上げます』
「お慶び」は特に結婚や出産などのお祝いごとで」使われる表現です。
「お祝い」と比べておめでたい気持ちが強くなりますが、通常は電報や年賀状などの書き言葉として用いられます。
また、このフレーズ表現に対し、「心より」「心から」「謹んで」などを頭につけることで意味合いを強めたり、相手に対する敬意を高めることもできます。
まとめ
このフレーズは相手のお祝いごとに対してお祝いを伝える丁寧な表現です。
お祝いごとを知ったらできるだけ早く相手にお祝いの言葉を述べて喜びを共有しましょう。
喜びも一層大きくなり、相手との関係より良好となるでしょう。