この記事では、「お見捨て置きください」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「お見捨て置きください」とは?
「お見捨て置きください」は、あることについて、相手に心配せず忘れて欲しいと伝える丁寧な表現です。
「お見捨て+置き+ください」で成り立っている語で、「お見捨て」の「お」は尊敬語の接頭辞、「見捨て」は動詞「見捨てる」の連用形で「見ていながらそのままにしておく」という意味、「置き」は動詞「置く」の連用形で「その状態を続けさせる」「そのままにする」という意味、「ください」は「くれ」の尊敬語、全体で「見てもそのままにしておいてくれ」の敬語表現になります。
「お見捨て置きください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お見捨て置きください」は、メールの誤送信をした時や、参考程度で相手にとって必要ないかも知れないと思われる情報などがある時に使われます。
自分達がミスをした時にはまず謝罪してから使いましょう。
情報が行き違いになっている可能性がある場合には、その旨を伝えておくと相手が迷わずに済みます。
「お見捨て置きください」を使った例文
「お見捨て置きください」を使った例文は以下の通りです。
『もし郵送で書類が届いているようでしたら、こちらの添付ファイルはお見捨て置きください』
同じ書類が郵送とメールで、重複して届いている可能性がある時に使われます。
『既にご対応済みでしたらお見捨て置きください』
相手に必要な情報を伝え、既に相手がそのことを知っていて対処している可能性がある時に使われます。
「お見捨て置きください」の類語や言い替え
「お見捨て置きください」の類語や言い替えは以下の通りです。
『お気になさらず』
「気にしないで」の敬語表現です。
口語的ですが気持ちが伝わりやすい表現です。
『ご休心ください』
「休心」は「気を張らず安心すること」という意味です。
『ご放念ください』
「放念」は「気にかけないこと」「忘れること」という意味です。
まとめ
今回は「お見捨て置きください」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。