ここでは「お見積りをお願いします」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お見積りをお願いします」とは?
「お見積りをお願いします」は、それに掛かる期間や費用、個別の明細などを出してくださいと伝えている表現です。
口頭で使うこともありますが、それを出してもらうには色々な情報や条件を伝える必要があるため、それらと一緒に文章で用いることが多いです。
「新システムの導入に関わるお見積りをお願いします」と使った時には、新しいシステムを導入するためにはどれくらいの期間を要し、費用はこのようになり、その明細はこうだといった内容の「見積書」が欲しいと言っています。
更に注意点などがあればそれもつけ加えてもらうもので、その内容を見て導入するかどうかの判断を行うことになります。
この「見積り」は大体のものという解釈ではなく、はっきりとした内容のものを指すため、そこにある期間や費用は確定のものだと考えていいでしょう。
「お見積りをお願いします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスシーンでこの「お見積りをお願いします」と使って出てきた見積書は、先のようにアバウトなものではなく、確定した内容です。
よって、その通りにお願いすることになると、見積りの内容に沿って日程が組まれ、支払いもそちらのまま行うことになります。
それでは少し時間が掛かり過ぎる、費用の面でもう少し何とかならないかなどと思った時には、見積りを出してもらった後で交渉という形になり、相手が譲らないようであれば、仕方なくそれでお願いする、もしくは断る、または新たな見積りを出してもらうといったような展開になり、それぞれにおいての対応が必要です。
よって、「お見積りをお願いします」というこの表現を使ってから、実際にその内容のシステムや設備などが導入されるまでにはそれなりに時間が掛かります。
「お見積りをお願いします」を使った例文
・『以下のスペックのPCを5台購入したいと思っていますので、お見積りをお願いします』
・『そちらの製品をロット単位で購入したいと考えています。
そのお見積りをお願いします』
「お見積りをお願いします」の類語や言い替え
・『積り書きをいただけますか』
この「積り書き」は、見積書のことを表現しています。
よって、同じ意味になる表現ですが、このような使い方は昨今のビジネスシーンではあまり見聞きしないため、積極的に用いるのはおすすめしません。
ですが、使われた際にこれが見積書のことだとすぐに分かるに越したことはないので、表現として覚えておくといいでしょう。
まとめ
「お見積りをお願いします」は、確定した内容のそれに掛かる期間や費用、各明細を出して欲しいと伝えている表現になります。
アバウトなものではなく、きちんとした内容を出して欲しいと言っているため、費用は1円単位になる場合もある細かいものになります。