ここでは「かえって申し訳ない」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「かえって申し訳ない」とは?
「かえって申し訳ない」は、相手からのお礼が過ぎたものだった時に、それでは逆に申し訳ないという意味で用います。
そのため、まずこちらからその相手に何かをした、何かをあげたといったことがあって使う表現となっており、それでは相手からのお返しになるものの方が上なので逆に恐縮だと表現しています。
例として、ほんの数分のちょっとした手伝いをした代わりに夕食をご馳走になったといった時に、「これではかえって申し訳ないです」と伝えるという具合で、プライベートなシーンでもよく用いられています。
「かえって申し訳ない」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「かえって申し訳ない」は、基本的には先のように、相手からのお返しの方が上になるので恐縮だといった意味で使う表現ですが、そこまででもない場合でも礼儀として用いることがあります。
その時には、こちらからしたことやあげたものなどと同等、またはそこまで及ばない内容だとしても、そういったことを求めていた訳ではないため、このように用いると考えてください。
また、それは逆に申し訳ないのでお断りするという使い方をしてもよく、その場合には「かえって申し訳ないので、それには及びません」などと用います。
「かえって申し訳ない」を使った例文
・『そこまでしていただいては、かえって申し訳ないです』
・『そんなものをいただいてはかえって申し訳ないので、さすがに辞退させていただきます』
「かえって申し訳ない」の類語や言い替え
・『かえって恐縮です』
このように使っても、こちらからの何かに対してこのお返しは過ぎたものだという意味なります。
そして、「かえって恐縮ですので〜」とその内容を辞退するといった使い方をすることもできるので、言い替えとしてよく用いられている表現です。
まとめ
「かえって申し訳ない」は、こちらから提供した内容以上のお返しをもらったことを逆に申し訳ないという意味で使う表現です。
そこまでではない場合でも礼儀として用いることがあり、元からそれは期待していなかったといった場合によくそのような使い方をされます。