この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「くれぐれもご無理なさらないよう」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「くれぐれもご無理なさらないよう」とは?
「くれぐれもご無理なさらないよう」のフレーズにおける「くれぐれも」は「何度も心をこめて懇願や忠告すること」を表現する言葉で、「どうか、願わくは」の強い表現と言えます。
次の「ご無理」は「何かを押しきってすることや、強いてすること」を意味する「無理」に、敬意を示す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
また、「なさらぬように」は「する」の尊敬語である「なさる」の否定形の「なさらぬ」に、婉曲表現の「よう」が付けられたものです。
したがって、「くれぐれもご無理なさらないよう」のフレーズは「どうか絶対、強いて行われないよう」といった意味の敬語表現となります。
「くれぐれもご無理なさらないよう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「くれぐれもご無理なさらないよう」のフレーズは、「無理をして何かを強行しないように」と懇願する表現です。
ビジネスシーンでは、短納期の仕事に取り組む方に「体調を崩すほど、遅くまで残業を重ねないようにしてください」や、発熱で会社を休むと連絡があった際に「悪化させないようにゆっくり休んでください」といった意味でよく使われます。
また、季節の挨拶メール等で漠然と「体調を崩さないようにしてください」との意味で使われることもあります。
「くれぐれもご無理なさらないよう」を使った例文
・『くれぐれもご無理なさらないようゆっくり休んでください』
・『短納期ですが、くれぐれもご無理なさらないよう可能ならで結構です』
「くれぐれもご無理なさらないよう」の類語や言い換え
「くれぐれも」の類語としては、少し弱い表現となりますが、「どうぞ」や「ぜひ」や「願わくは」が挙げられます。
したがって、このフレーズは「どうぞご無理なさらないよう」や「ぜひご無理なさらないよう」や「願わくはご無理なさらないよう」と言い換えることができます。
また、さらに丁寧な表現として「くれぐれもご無理なさいませんよう」と言い換えることもできます。
まとめ
「くれぐれもご無理なさらないよう」のフレーズは「どうか絶対、強いて行われないよう」といった意味の敬語表現です。
無理をして何かをしないように懇願する表現です。