「ごく稀に」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「ごく稀に」とは?
このフレーズは、「数量や頻度が極めて少ない様子」「とても珍しいさま」という意です。
この語句は平仮名で「ごくまれに」と書くことも可能です。
また、このフレーズの「稀に」は「まれに」と読むのが一般的ですが、「きに」と読むこともあります。
ただし、「きに」と読む場合は「極稀に」という表記になります。
なお、「稀に」と表記する方法もあり、これも「数量や頻度が少ないさま」という意を表わしますが、「稀に」と比べて「ごく稀に」はより頻度が少ないことを強調した表現です。
「ごく稀に」の使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは「数や頻度が極めて少ないさま」を表わす言いまわしですが、では「稀に」あるいは「ごく稀に」という語句はどの程度の頻度のことを表わすのでしょうか。
実は具体的な頻度は定義されていません。
このフレーズを活用する人の感覚によるところが大きいため、用いる人によって数値的なものに言い換えた場合はそれぞれ人によって異なります。
たとえば、「稀に泳ぎに行きます」は「たまに泳ぎに行きます」という意味ですが、この頻度は「月に1回程度」と仮に数値化する人もいれば「年に1回程度」と仮定する人もいます。
このように基準は人によって異なるため、「ごく稀に」についても、「稀に」を月1回と想定する人は「ごく稀に」を「年に1回あるかないか」と見積もるかもしれません。
また、「稀に」を年1回と仮定する人は「ごく稀に」は「5〜10年に1回あるかないか」とか「ほとんど行かない」という意味合いになる場合もあります。
逆に言うと、数値化できない表現の場合に使う表現だと理解して、「稀に」は「行くことはあり得る」「行かないわけではない」といった意、「ごく稀に」は「滅多に行かない」「ほとんど行かない」といったニュアンスで使い分けるとよいでしょう。
「ごく稀に」を使った例文や文章
・『私はごく稀に絵を描きます』
・『政界ではごく稀に見る清廉潔白の人です』
「ごく稀に」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
物事の起きる頻度が少ないさまを表わす言葉として、「たまに」「稀に」「気が向いたら」「ごくたまに」「滅多にない」などがあります。
まとめ
このフレーズは類似表現も含め数多くの表現方法がありますが、どれも同じ頻度を表わすものではありません。
使う人によっても意味合いは異なるため、文脈によって使い分けるようにしましょう。