「ご了承下さいませ」とは?仕事の上での会話やメール文におけるこの語句の使用方法や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「ご了承下さいませ」とは?
このフレーズは、相手に対して了承と理解や許可を得るため用いる言葉です。
「了承」とは、「事情を汲んで納得すること」の意で、「納得して承知、承諾すること」です。
「了承する」は丁寧語であるため、自分と同等以下の相手に使用します。
目上の人に対して使えるのは「承知」です。
「承知する」は「わかる(了解する)」の謙譲語のためです。
よって、「了解する」も目上の人には使えません。
また、このフレーズの末尾には丁寧の助動詞「ませ」が付くことによって表現がより丁寧に印象付けられます。
「ご了承下さいませ」の仕事の上での会話やメール文における使用方法や、使うときの注意点
上述した通り、「ご了承ください」は了承と理解、許可を得るために使う言葉で、相手に選択肢を与えるわけではなく、確認・納得してもらうために用います。
なお、語尾に「ませ」を付加することで、より丁寧な印象を与えられ、目上の人に対しても相手や場面によっては用いることが可能です。
ただし、できれば目上の人には「ご了承賜りますようお願い申し上げます」などが使えるようにマスターしておきましょう。
ちなみに「ご了承ください」の「ください」は補助動詞のため仮名書きになります。
「ご了承下さいませ」を使った例文
・『当店ではスマートホンのご使用は禁止しておりますので、予めご了承くださいませ』
・『こちらの店舗にWi-Fiは設置していませんので、ご了承くださいませ』
・『土日は休業日となりますので、どうぞご了承くださいませ』
「ご了承下さいませ」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
「了承」は「承知」「承諾」「容赦」「理解」などが類語・言い替え語として使えますが、微妙にニュアンスは異なりますので、意味の違いを理解して使い分けてください。
まとめ
このフレーズは、確認して納得してもらうための言葉ですので、そのままでは目上の人には使えません。
より丁寧な言い回しにすることで対応可能ですので、敬語の変化形もマスターしましょう。