本記事では、ビジネスシーンでも使われている「ご休心ください」の言葉の意味や使い方に関して解説致します。
「ご休心ください」とは?意味
ご休心くださいは、ごきゅうしんください、と読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、安心するや心を休めるといった意味の休心の漢字の前に、敬意を込める語であるごを付け足してご休心とし、そこにくれという意味を丁寧に表現した、くださいの文字を加える事で完成した言葉となっています。
故にご休心くださいは、安心してくれという意味を表す言葉となっているのです。
「ご休心ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ご休心くださいは、心を休めてくれという意味の言葉として用いられています。
とはいえ休心ではなく、わざわざご休心という丁寧な表現が駆使されている事から、気遣いが必要な相手に対して使うべき言葉となっているのです。
そのためビジネス上では、部下の様に明確に目下の相手に対して使ってしまうと、大袈裟ぎる表現となってしまうので注意しなければなりません。
このご休心くださいは、上司や取引相手、お客といった気遣いや敬いが必要となる目上の人物に対して駆使する言葉となっています。
「ご休心ください」を使った例文
・『こちらで問題なく処理しておきますので、どうかご休心ください』
「ご休心ください」の返答や返信
ご休心くださいは、安心して良いですよ、と相手に伝えたい時に用いられる言葉です。
ただし、ご休心やくださいといった丁寧な言い回しが行われている事から、自分よりも立場的には上にあたる人間に対して使うべき言葉となっています。
なのでこの言葉に返答や返信を行うのは、相手よりも立場的に上にあたる人間となるのです。
もっとも立場としては上であっても、これは相手が気遣いながら掛けてくれる言葉であるため、返答や返信は幾分丁寧にした方が良かったりします。
だからこそこのご休心くださいの言葉に対する返答や返信例としては、安心しました、とか、ありがとうございますといったお礼の言葉を挙げる事が可能です。
まとめ
ご休心くださいは、心を休めても良い、といった意味を有する言葉となっています。
ですが休心ではなく、ご休心という風に敬意を込めた表現が用いられている事から、この言葉は敬いや気遣いが必要となる相手に対して利用すべき言葉です。
お陰でビジネスシーンにおいては、部下の様に立場が下の人物に対して使ってしまうと、大仰過ぎて不自然なやり取りになってしまいます。
以上の事から、このご休心くださいは立場としては上にあたる、取引相手やお客といった人に対して使われる事が多い言葉です。