「ご列席いただき」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「ご列席いただき」とは?
このフレーズの「列席」とは、結婚式や卒業式など多くの人が集まる式や行事などに出席することです。
「列席」の他に用いる言葉として「参列」という言葉もあります。
これは使う人の立場によって使い分けます。
「列席」も「参列」も式に出席するという意味では同じです。
しかし、例えば結婚式に行くゲスト側は「参列」を用いる一方、結婚式を催す新郎新婦側はゲストに対して「列席」を使います。
同様に、葬儀・告別式においても「列席」と「参列」の使い分けがあります。
「参列」は個人の知り合いや友人など葬儀に招かれて参加した人が使用する表現です。
一方、葬儀を取り行う喪主をはじめとした主催者側が用いるのが「列席」となります。
このフレーズは式や行事などに出席してもらうことを言い表した言い回しで、主催者側が使用する言葉です。
「ご列席いただき」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
上述した通り、このフレーズは主催者側がゲスト(参加者)に対して使います。
使用するシーンは主催者側(結婚式の場合は新郎新婦、葬儀の場合は喪主など)からの挨拶の中で使用されるケースが多く、大抵の場合、出席してくれたことに対するお礼を述べる際に使います。
「ご列席いただき」を使った例文や文章
・『本日はご列席いただき、まことにありがとうございます』
・『あいにくの天候で足元の悪い中ご列席いただき、大変恐縮です』
・『お暑い中ご列席いただき、恐れ入ります』
「ご列席いただき」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
「ご列席」の類語に「ご臨席」という言葉があります。
意味合いはほぼ同じですが、「ご列席」は一般的に広く相手を持ち上げる表現ですが、「ご臨席」は地位や立場の高い人に限定した使い方をします。
まとめ
「列席」と「参列」との違いは使う人の立場によって変わるということを中心に記載しましたが、正しい意味を理解して適切に使い分けるようにしてください。
