この記事では「ご多忙とは存じますがお時間」について解説をします。
「ご多忙とは存じますがお時間」とは?
忙しい相手を気遣いながら、時間を話題に出す言葉です。
「ご多忙」は「多忙」を敬意を表す言い方にしています。
他人の行為や持ち物などを表す言葉に「ご」をつけると、その人へ敬意を示す表現になります。
「多忙」はとても忙しいことです。
「存じ」は「思う」「考える」の意の謙譲語になります。
「ます」は敬意を表します。
「お時間」は時間を相手を敬っていう語です。
「ご多忙とは存じますがお時間」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手への気遣いを示しながら、時間を話題に出すときに用います。
「ご多忙とは存じますが」はクッション言葉です。
クッション言葉には、物事を柔らかく伝えたり、相手への気遣いを示したりする働きがあります。
このような言葉を添えると、相手に与える印象が変わります。
「ご多忙とは存じますが」と同じような意味のクッション言葉には、「お忙しいとは存じますが」があります。
「多忙」の方が「忙しい」よりも、より忙しい印象があります。
あきらかに暇な人でなければ、どちらの表現を使っても失礼にはなりません。
「お時間」の後には、時間をもらえないだろうかという意味の言葉が続きます。
忙しい相手の貴重な時間を使わせてもらうので、気遣いを示しながらお願いをしましょう。
「ご多忙とは存じますがお時間」を使った例文
・『ご多忙とは存じますがお時間をいただけないでしょうか』
「ご多忙とは存じますがお時間」の返答や返信
この後には「時間を作ってもらえないだろうか」という意味の言葉が続くはずなので、それに対しての返信をします。
忙しいと返信をする時間を作ることが難しいかもしれませんが、返信は必ずしましょう。
返事を伝えないとどうであるのか判断できず、相手を困らせてしまいます。
また、催促の連絡が来る場合もあります。
時間を作れないときは、お断りをしにくく感じてしまうこともあるでしょう。
お断りの際にクッション言葉を使うと、伝えにくいことを柔らかく伝えらえます。
「申し訳ありませんが」「恐れ入りますが」などのクッション言葉を使ってみてください。
まとめ
この言葉は、相手を気遣いながら、時間を話題に出すときに伝えるものです。
一言添えると物事を柔らかく伝えられます。
