「ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます」とは? ビジネス用語

この記事では、日常でもビジネスシーンでよく使われるフレーズの「ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。

「ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます」とは?

「ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます」のフレーズにおける「ご家族の皆様」は、「相手の方の家族みんな、みなさん」を指す丁寧な表現です。

次の「お元気」は、「健康な状態」を意味する「元気」に、敬意を表す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。

また「お過ごしのことと」「生活を送る」ことを意味する「過ごす」に、敬意を示す接頭辞の「お」が付けられ、その後ろに推量を表す「だろうと」と同義の「ことと」が付けられたものです。

そして、最後の「存じます」は、「思う」の謙譲語の「存じる」に、丁寧語の「ます」が付けられた表現です。

以上より、「ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます」のフレーズは「家族のみなさんは、健康に生活を送られているだろうと思う」との意味の丁寧な敬語表現となります。


「ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます」のフレーズは、暑中見舞いや、寒中見舞い等のハガキやメールで、相手の方の安否を気遣う表現として使われます。

例えば、寒中見舞いなら、冒頭に「寒中お見舞い申し上げます」との見舞い文が記され、行を変えて「寒さ厳しい折柄、ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます」と時候を表現する言葉に添えて、このフレーズが使われます。

寒中見舞いでは、その後に自分の近況が記載され、そして最後に結びの言葉として、「まだまだ寒い日が続きますが、ご自愛ください」等と、相手の方の体調を気遣うフレーズで締められます。

また、年賀状や久しぶりに連絡するメール等で、同様に相手の方や、そのご家族の安否を気遣う表現として使われることもあります。


「ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます」を使った例文

・『猛暑厳しき折柄、ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます』
・『ご無沙汰しております。ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます』

「ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます」の類語や言い換え

このフレーズは、「ご家族の皆様におかれましては、お元気にお過ごしのことと存じます」「ご家族の皆様におかれましてはご健勝のことと存じます」と言い換えることができます。

まとめ

「ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます」のフレーズは「家族のみなさんは、健康に生活を送られているだろうと思う」との意味の丁寧な敬語表現です。

暑中見舞いや、寒中見舞いや、年賀状や、久しぶりに送る手紙やメールにおいて、相手の方と家族の安否を気遣うフレーズとしてよく使われます。

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