「ご心労のほどお察し申し上げます」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご心労のほどお察し申し上げます」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「」「ご心労のほどお察し申し上げます」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。

「ご心労のほどお察し申し上げます」とは?

「ご心労のほどお察し申し上げます」のフレーズにおける「ご心労」「心痛や精神的な疲労」を意味する「心労」に、相手の方に敬意を示す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。

また「ほど」は、「断定を避け、表現をやわらげる」役割の言葉で、大きな意味はありません。

そして「お察し申し上げます」「推察すること」を意味する「察する」に、敬意を表す接頭辞の「お」が付けられ、その後に「言う、述べる」の謙譲語である「申し上げる」に、丁寧語の「ます」が付けられたもので、「推察します」の非常に丁寧な表現となります。

したがって「ご心労のほどお察し申し上げます」のフレーズは、「心痛や精神的な疲労を推察します」との意味の丁寧な敬語表現となります。


「ご心労のほどお察し申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご心労のほどお察し申し上げます」のフレーズは、非常に大きな心配ごとを抱えている方に、慰めの言葉として掛けられる言葉です。

具体的には、家族が重病や交通事故などにより入院された場合等によく使われます。

また、経営が苦境に陥っている中小企業の経営者に対して使われることもあります。

いずれにしても、ちょっとした心配ごとではなく、他のことが手につかないほどの心配ごとを抱えている方に対して使われる言葉です。


「ご心労のほどお察し申し上げます」を使った例文

・『お父様が急病で入院されたとのこと、ご心労のほどお察し申し上げます』
・『お子様が交通事故で入院されたとのこと、ご心労のほどお察し申し上げます』
・『コロナによる自粛で、お客様が激減したとのこと、ご心労のほどお察し申し上げます』

「ご心労のほどお察し申し上げます」の類語や言い換え

「心労」の類語としては「心配」「心痛」が挙げられ、また「察する」の類語としては「推察」「拝察」が挙げられます。

したがって、類語を繋いで、「ご心労のほどお察し申し上げます」のフレーズは、「ご心配のほどご推察申し上げます」「ご心痛のほど拝察申し上げます」と言い換えることが出来ます。

また、「申し上げます」の部分を、「する」の謙譲語の「いたす」に丁寧語の「ます」を付けた「いたします」に換えて、「ご心労のほどお察しいたします」と言い換えることも可能です。

まとめ

「ご心労のほどお察し申し上げます」のフレーズは、「心痛や精神的な疲労を推察します」との意味の丁寧な敬語表現で、他のことが手につかないほどの心配ごとを抱えている方に掛けられる慰めの言葉です。

タイトルとURLをコピーしました