意見を求めたい時の敬語に、迷うことがあります。
「ご意見をいただけると幸いです」の使い方を見ていきましょう。
「ご意見をいただけると幸いです」とは?
「意見をいただく」は、アドバイスを頂戴することを指しています。
「幸いです」は直前の行動をしてくれたら「嬉しい」という意味があります。
アドバイスを頂けたら嬉しい、このような意見を述べています。
「ご意見をいただけると幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらのフレーズは、少々気を付けておきたい日本語です。
通常「ご意見」は「貴重なご意見、ありがとうございます」と意見をもらった側が用いる表現です。
意見は「考え」という訳もありますが、それと同時に「戒めの言葉」という意味もあります。
クレームのことを「貴重なご意見」というように「ご意見」はネガティブな意味も含んでいる複雑な日本語です。
そのため「アドバイスをいただけませんか」という訳で使う際は「ご助言いただけませんか」など「ご助言」を使います。
助言は「助ける」という漢字が入っている通り、相手に手を差し伸べるという温かい役割があります。
サポートが欲しい時に用いられる表現なので、心得ておきましょう。
「ご意見をいただけると幸いです」を使った例文
・『ご助言をいただけますと幸いです』
・『ご助言をいただきたく存じます』
「ご意見をいただけると幸いです」の類語や言い替え
似ている言い方に「ご指摘いただけますと幸いです」があります。
指摘は書類の過ちや方向性の違いを見つけて、提言することをいいます。
企画書を送る時に用いられる文言で「気になることがございましたら、ご指摘いただけますと幸いです」と引用します。
このほか言い替えの表現に「ご助言をいただきたく存じます」や「ご教示いただけますでしょうか」が挙げられます。
「ご教示」もビジネスシーンでよく使われる言い方です。
「教えてくれませんか」を丁寧にした表現で、目上の方の教えを乞う時に引用されています。
覚えておきましょう。
まとめ
「ご意見をいただけると幸いです」を見てきました。
正しい言い回しを学んで、敬語の達人を目指してください。