この記事では「ご承知かと存じますが」について解説をします。
「ご承知かと存じますが」とは?意味
知っていると思うけれど、という意味です。
「ご承知」は「承知」をその行動をする人へ尊敬の意を示す表現にしたものです。
「ご」を他人の行動を表す言葉につけると、その行動をする人へ尊敬の意を表す形になります。
「承知」は事情などを知ることという意味です。
「存じ」は「思う」「考える」の意の謙譲語になります。
「ます」は敬意を表す語です。
「ご承知かと存じますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手が知っているであろうことを話すときに使用をします。
前置きとして使う言葉です。
この言葉をあらかじめ伝えておくと、
自分が知っていることとは何だろうと頭をめぐらせることになり、聞く心構えができます。
何が話されるのか大まかなものがわかっていると、その後に伝えられる事柄を理解しやすくなるのです。
また、知っている事柄をいわれると不快になることもありますが、このように伝えておくと聞き手を不快にさせにくくなります。
同じことを何度もいわれると嫌な思いをします。
「聞いていなかったのか」と非難されているように感じてしまうのです。
しかし、このような言葉を伝えておけば、知っている事柄を伝えても「聞いていなかったのですか」と受け取られる心配がありません。
「ご承知かと存じますが」を使った例文
・『ご承知かと存じますが、○○は□なのだそうです』
「ご承知かと存じますが」の返答や返信
この後に伝えられる事柄によって返す言葉は変わります。
自分がその事柄を知っていても、詳しいことは知らない場合は、詳しい内容を聞いてみるとよいでしょう。
相手はその事柄を知っているはずなので、教えてくれるはずです。
知らないからと恥ずかしく思う必要はありません。
誰にでも知らないことはあります。
知らないことがあるなら、調べたり、尋ねたりして、その事柄を理解すればよいのです。
まとめ
この言葉は、聞き手が知っているであろうことを伝えるときに用いるものです。
このような言葉を伝えておくと、知っていることを述べても不快にさせにくくなり、また相手は話を聞きやすくなります。
