ここでは「ご掲載していただきました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご掲載していただきました」とは?
「ご掲載していただきました」は、紙面やWebサイト上に載せてもらったという意味になります。
「○○という週刊誌に投稿し、ご掲載していただきました」といったような用い方になり、この例ではその週刊誌に投稿したものを載せてもらったと言っています。
「ご」をつけて丁寧にしていますが、これは載せてもらった相手に対してで、このように使う相手にではありません。
つまり、Aさんに先のように使った場合、その人に丁寧に使っているのではなく、載せてもらった週刊誌の発行元にそのように表現していると考えていいでしょう。
その「ご」をつけずに用いても決して礼を欠くということはなく、多く見聞きするのはそちらの形の方です。
「ご掲載していただきました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご掲載していただきました」は、口語、文章のどちらでも使うことができます。
前述のように、「ご」をつけない形の方が一般的です。
そちらの形でも失礼になることはなく、特に口語で用いる場合にはその方が普通と言える使い方になるので、無理に「ご」をつける必要はありません。
文章で用いる時でも、それによって収入が得られる、たくさんの応募の中から選んでもらったといったような場合でないと「ご」はつけないことが多いです。
よって、この「ご掲載していただきました」と使う時には、その掲載が自分にとって少なからず名誉や利益になる、またはとても嬉しいという場合がほとんどで、そのようにしてもらえた相手に必要以上に丁寧にして使っていると考えてください。
「ご掲載していただきました」を使った例文
・『半年かけて執筆した小説を○○誌にご掲載していただきました』
・『論文を専門誌にご掲載していただきましたことをご報告させていただきます』
「ご掲載していただきました」の類語や言い替え
・『ご掲載いただきました』
途中の「して」を抜いたこの形でも丁寧に使うことができ、「ご掲載していただきました」より仰々しくはならないため、よく用いられている表現です。
こちらの場合、「ご」があることで成立していると言える形で、「掲載していただきました」より丁寧で、且つそれに「ご」をつけるより使いやすい表現となっています。
まとめ
「ご掲載していただきました」は、自分や団体としての投稿、作品などをどこかに載せてもらったという使い方になる表現です。
「ご」をつけない形の方が一般的ですが、それが名誉だったり、とても喜んでいるという時に用いられています。